幹さんから回ってきました。2年MFの神山一真です。
日体戦では彼の巧みなクロスワークと、受験期には日本史の国内トップランカーであったという(本人が言うには)知性を活かした高度なラクロスIQから生まれる、目を奪われるような美しいプレーにご注目下さい!
まず初めに、日頃より明治大学男子ラクロス部に多大なるご支援を頂いております保護者の皆様、OB.OGの皆様、コーチの皆様をはじめとする全ての関係者の皆様に、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
ありがたいことに早くも3回目のブログを書かせて頂く事になり、自分のブログを読むのに飽き飽きしている人も多いかと思いますが、最後まで読んで頂けると幸いです。
「実力が役職に追い付いてこない」
Bリーグ期間自分の頭の中は常にこの思いに支配されていた。
6月中旬4年生の学生コーチ陣に呼び出され、「お前もBリーダーにならないか?」と話を受けた。「総勢140人いるチームで、Bには3年生だって沢山いる中で何で俺なんだろう。」怪我も勿論考えたけど、そもそも実力が見合って無さすぎると思い、最初は断る気持ちの方が大きかった。
だけどコーチ陣と話していく内に、お世話になっている35.6期の先輩方の為に力を尽くせる機会を与えて頂けるのだと考えたら、リーダーを引き受ける決意を固める事が出来た。
しかしそんな決意も虚しく、先輩がいる中で2年生の自分がBチームを引っ張っていくというのは、想像よりも遥かに難しい事だという事にすぐ気が付いた。特にDF陣は36期の先輩の人数も多く、自分の指示が通らないという事が沢山あったし、そもそも自分自身が先輩に対して意見をするという事に躊躇ってしまい、初めの頃はチーム全体の統率が全く取れなかった。
そうなると必然的にOFとDFの間には大きな溝が出来ていき、それが形となって現れたのが第2戦の中央戦だった。技術面とリーダーシップの面双方で自らの非力さを痛感した試合だった。
ただ、この結果がかえってチームには良い影響をもたらしたとも言える。「他人のプレーに関心を持ち、組織に対する声掛けを絶やさない、そして甘んじない」とテーマを明確にした事で、それからの練習の雰囲気は一段と良くなり、合宿を経たチームは大きく成長し、第3戦の慶應戦では非常に価値のある勝利を収める事が出来た。
ただそうしてチームが強くなっていく裏で、怪我で練習も入らず試合にも出れない自分がリーダーをやっているという事実への疑問がどんどんと大きくなっていった。
こんな自分が何か言った所で皆に響く訳ないと思っていたし、皆に変に気を遣われるのが本当に苦しくて、外から見てる同期はとてつもない速度で力を付けていて、フロンタの隅っこで4時間体育座りをして1日の練習を終える時期もあった。今思えば責任感のカケラもない行動だったと思う。だけどあの時は心の底から自分の存在意義が分からなくなっていた。
そんな自分をもう一度奮い立たせてくれたのは学生コーチをはじめとする先輩達だった。
「お前がそんなんでどうする」と発破を掛け続けてくれたコーチ陣や、情けない自分の代わりにOFをまとめ上げてくれた幹さんや太陽さん、亮太さんを見ていたら、自分に出来る事を最大限やる事が必要なんだと思えるようになった。
ラクロスの実力どうこうよりも、『毎日練習に行ってチームに声を掛け続ける。毎日コツコツ自主練する。ビデオを見てまた次の練習に行く。そしてまた明るくチームを鼓舞する。』
そんな当たり前の事だけど、地道にやる事やってチームを支えていくのが自分に与えられた役割であるとようやく気付く事が出来た。
勿論今まで試合に出れなかった悔しい思いもあるし、チームに迷惑をかけてしまった申し訳なさが消える事は無いけれど、Bリーダーという経験が自分の中の見えない何かを大きく成長させてくれた気がする。
新大さんや里樹さんの様にBCチームに大きな影響を与える事は出来なかったけれど、新チームの土台作りに少しでも貢献出来ていたのなら嬉しいし、Bリーダーという役割を終えても、全力でチームが良い方向に進んでいく様な行動を続けて行きたいと思う。
不甲斐ないリーダーでしたが今まで支えてくれた皆さん本当にありがとうございました。
さぁ遂に明日はBリーグ最終戦。あと一歩の所でFINAL4は逃してしまったけれど、それぞれのカテゴリーで日々切磋琢磨しあっているA、C、1年生のプレイヤーに勢いをつける為、日々だらしない自分達を支え続けてくださるスタッフの方々に感動を与える為、そして何よりも現役を退いてコーチという道を選択してくれた4年生の思いに報いる為、日体に勝利するという目標は変わらない。
今まで自分達のやってきた事を肯定できる様に、OF.DFが一体となって、BOXと応援団が一体となって、もう一回あの勝利の喜びと感動を思う存分味わおう。
勝とう。完全燃焼。
#73 神山一真