平素より大変お世話になっております。
熱血コーチである加茂選手からとうとう回ってきてしまいました。
四年生DFの大吉真司です。
初めに、明治大学男子ラクロス部OB OGの皆様、保護者の皆様、関係者の皆様に日頃の感謝を申し上げます。自分がここまでラクロスを続けて来られましたのは、皆様のお陰でございます。これから先も、HUSKIESに御支援と暖かい御声援の程よろしくお願い致します。
自分のラクロス人生を振り返ろうと思います。ラクロス部に入ったのは、チームスポーツでありラクロスという新鮮な競技が面白そうだなと思ったからでした。はじめての体験会で、隣に主将と森下君が隣にいたことをつい最近のことのように思い出します。
私は中学生になる少し前から高校まで卓球をやっていて、高校では総勢4人をまとめる部長を務めていました。少数精鋭でしたが、団体戦メンバーで競争がない部活で育った私にとってラクロス部の競争はとても厳しいものでした。新しい競技の練習についていくだけで必死の私は一年生試合に出られないまま二年生になりました。体格が良いだけの私は必死に、がむしゃらに練習に取り組んでいました。
そんな中、私が必死になっていたのは筋トレでした。私は筋トレをしたことがなく、はじめてのベンチプレスは自分の体重の錘も上げられなくて不快でした。しかし、筋トレをするにつれてあげられる錘はどんどん増えていきました。この進歩の楽しさを感じた私は筋トレに夢中になりました。
それからスクワットとベンチプレスを狂ったようにやりました。スクワットをすると、その二日後に練習で動きやすくなるなと感じた私は、また進歩とその楽しさを味わいました。プレー面ではコーチや先輩に色々なアドバイスもらい実践していました。多少良くなり、Aチームに入れてもらえたりして成長を実感していました。そんな私は体重と筋肉をどんどん増やしてまた進歩しました。
三年生では別府さんに成長した対人を買われて、Aチームとしてリーグ戦に挑めることとなりました。しかし、リーグ戦直前でエキの練習でミスをしてしまい次から修正しようと思ったところ、高熱が出て次の練習に行けずにそのまま落とされてしまいました。
そして、Aチームで迎えた最終学年。練習で調子も上がってきた矢先、ついに膝が爆発してしまい迎えた法政大学との練習試合であっさり抜かれてしまい失点しました。今振り返ると、ここが最後のチャンスだったと思います。選手生命はいつ終わるか分かりません。
まだリーグ戦前でしたが、足を動かせるようになるため、慌てて体重を落としましたが、それ以降一ヶ月間は膝も治らず股関節まわりも怪我をしてもう無理だと思いました。しかし、怪我も治るにつれて、だんだん状態が上がっていきました。実は、自分のラクロス人生で一番成長したのはこの三ヶ月間でした。なぜ、そこまで成長したかというと、体の柔軟性が上がったのと体重を落としたというのと、その上で自分のスタイルが完成したことだと思います。進歩することは本当に楽しいことです。進歩し続けた最後の三ヶ月がラクロス人生で一番楽しい期間でした。
そして、四月二十八日に学生コーチの任を負いました。
今こうして過去の自分の練習動画をみると、いますぐにでも口を出したくなるほど酷いものです。しかし、それは今BCにいるDFたちの課題と同じだなと気づきます。なぜそのミスをするのかも分かるし、当時の心境をも思い出します。今は過去の自分にアドバイスはしてあげられないけれど、後輩たちにはできるだけしようと思っています。
聞いてくれればね。
とりあえず、必ずBリーグ優勝しよう
そして最後に
同期とAチームへ
一緒に全国の合宿で大騒ぎできないのは残念だけど、必ず決勝で勝って大騒ぎさせて欲しい。
BCチームへ
もらったアドバイスは実践してみた上でやっとわかってくる。知っているということはできるということ。実際にやってみないと本当の理解はない。自分に合わない場合や部分的にあっている場合もあるのでよく吟味して考える。そのようにして自分のスタイルを探し続けること。何かが足りないとか多すぎるとかが多かれ少なかれある。
先輩とコーチ、トレーナーへ
ありがとうございました。手間のかかる私の面倒をみてくれて。この大変さが最近よくわかります。
スタッフへ
いつもありがとう。君たちがいなければ練習は成り立たないと普段から思っています。ごちゃごちゃ言うときもあったと思うけれども、良い議論ができて互いに高めあうことができて良かったです。
#84 大吉真司