平素よりお世話になっております。
黒沢明央から回ってきました、4年DFの渡邉陽大です。
彼とは共に2年生からリーグ戦に関わらせてもらい、部活でもプライベートでも多くの時間を過ごしてきました。
そんな彼が最近、弱気なことを言っていたのでブログでは熱い想いが聞けて一安心です。
彼のゴール前まで突っ走る執念のランクリがもう一度見れるのが楽しみです。期待しましょう。
まず初めに、日頃より弊部に多大なるご声援とご支援をいただいております保護者の方々やOB・OGの方々、そして全ての関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。
課題とか作業系は朝にパパッと終わらせるのが好きなタイプなので今回のブログも、練習行くまでの長い電車の時間で書き上げようとしましたが、そうすると変にかしこまりすぎてレポートのような面白くない文章になってしまいそうだったので、あえて深夜に書きました。
中央戦前日ということで、少しでもチームのみんなを鼓舞できればと思います。
拙い文章ですが、最後まで読んでいただけると幸いです。
高校野球の不完全燃焼、これがハスキーズに入部した理由で、競技は違えど12年間の野球人生をどうにか肯定するために大学でも体育会に入り結果を残そうと部活動に熱中した。
一年生の頃、どこまでも勝ち上がっていくAチームをみて、一日でもはやくあの場に立ってプレーすることを夢見ていた。
けれど実際には思うようなプレーは全くできずに、当時の育成コーチのそうちゃんからは毎日呪文のように、「クルクルするな!回すな!」と言われ、それに歯向かうようにクルクルしてはボールを落とす日々だった。
ロングに変えてからというもの、どうしようもなく下手だったけれど、ウィンター終わってからAに上げていただき、多くのことを早い段階で経験できた。
思い返せば一年生の冬、ふわさんをはじめとする上級生ダッチャー軍団との1on1に負けすぎて本気で毎日練習に行きたくなかった。
毎晩、zoomで行う66の反省では全てのプレーに名前が上がり「はい、すみません」とPCにひたすら謝罪していたのを覚えている。
でもどうしてもリーグ戦の舞台に立ちたくてAに残れるように、試行錯誤して必死に食らいついていた時期だったと思う。
この時期が間違いなく1番成長できた期間だった。
そしてニ年、三年と、多くの公式戦に出させていただいて、嬉しいことも悔しいことも多くのことを経験した。
その時点で自分が入部したときにたてた目標はなんとなく達成して満足
していたと思う。
それでも今年一年、ここまでやってこれたのは、この同期、ハスキーズで勝ちたかったからである。
日本一になって、これまでの辛いこと苦しいことを肯定したかった。
それだけが唯一やり残したことだったから、ここまでやってこれた。
最終シーズンは去年、一昨年、悔しい思いもした分、下級生の時からリーグ戦経験のあるDFチームで他大を圧倒するようなDF作りたかったし、チームとして、六大戦もリーグ戦も勝ち続けてみんなで何回も校歌歌って大喜びしたかった。
けれどそう上手くはいかず、春頃は怪我で運動すらもできない状態となった。
この頃は日に日に細くなる体とラクロスから離れていく日々でモチベーションも何もなくなっていた。
周囲には、まあ3年も毎日ラクロスやっていれば、2ヶ月休むぐらいちょうどいい有給休暇でしょ、すぐ復帰もできるだろうぐらいに言っていたが実際はもうプレーする気もなかった。
何て言って引退しようかと考えていた。
明立戦の日に久しぶりに顔を出したが、その時も復帰するかやめるか半々ぐらいの気持ちでいたこともここだけの話。
けれどその日、体感一年ぶりぐらいにみたラクロスは、一年生の頃に新歓で初めてラクロスを見た時と同じようなものを感じた。
そしてなにより、まだプレーしたいけれどチームのためにとコーチを選んでくれた同期、先輩のために絶対に勝とうと必死になってプレーする後輩達、春を戦い抜いて1段階レベルの上がったAのみんなをみて
またここに戻りたい
と素直に思った。
そして、まだ自分にはプレーする権利があるのに自らそれを捨てていいのかと
その日に覚悟を決めてから今日まで、失った時間の分取り戻そうと必死にやってきました。
(練習試合で出場して3分で足を痛めフライし、後輩達から心無い言葉を浴びたこともありましたが、)
そして迎えた最後のリーグ戦で、もう一度みんなとプレーできてとても嬉しく思っています。
しかし、現状はここまで0勝2敗と後がなく、明日は絶対に負けられない中央戦。
どの部員もきつい思いをしていることは間違いない。
実際にプレーしている選手は全く満足いくプレーができずに納得いってないと思うし、スタッフも直接プレーで貢献することはできず、スタンドで応援してくれているみんなも負けるチームを応援し続けるのはきついと思う。
ここ数年のリーグ戦、毎度0勝の状態で絶対に負けられない大事な一戦を迎える前に必ず思うことがある。
それは
「負けるために練習してきたわけじゃない」
「試合でびびるために練習してきたわけじゃない」
ということ。
絶対に落とせない一戦で、ミスなんて絶対にできない。緊張もするし、普段通りのメンタルじゃないかもしれない。
でも、だからこそ
一歩前に出て攻めていこう。
オフェンスもディフェンスもフェイスも、もちろん各々やらなくてはいけないことは徹底するけれど、その上で自分の持ち味発揮して、恐れず自分から向かっていこう、仕掛けていこう。
多分俺らはこんな状況でびびるために練習してきたわけじゃない。
暑い日も、寒い日も、眠い日も、きつい日も、辛い日もやり続けた1on1もグラボもトレーニングもずっとここまで続けてこれたのは
試合で活躍して勝つためだと思う。
人それぞれ部活をやる理由は違うかもしれない。
少なからず自分は惰性で日々こなすために、楽しい思い出作りのために部活をやっているわけではない。
そんなただのきつい時間を過ごすだけだったら、「辞める勇気がなく、」とか言わずにとっとくに辞めて海外旅行にでも行っている。
リーグ戦で、活躍して勝ってみんなで喜ぶ。
そのためだけにやってきた。
明学戦後にスタンドから頂いた拍手には悔しさと申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
この今のきつい状況を変えられるのは、実際にプレーする選手だけ。
チームを代表してプレーしているからこそ、きつい場面で手を抜いていいわけないし、気持ちでも負けていいわけない。
試合に出るメンバーはやること全うして最後まで戦い抜こう。
さすがに最後なので特にお世話になったDFにメッセージ入れておきます。
新チーム発足時に掲げた、風林火山?やら最強?やら対人狂?やら、目指していたDFはまだまだこんなもんじゃないと思う。中央戦、きつい場面、正念場は山ほどくると思う。そんな時こそ、一歩前詰めて俺らの持ち味の攻めるDFをしよう。そこから流れ作ってチームを勝たせよう。
合宿も経てやれることはやってきた。
準備も万全だしあとは試合で発揮するだけ。
目の前の一勝を全員で死ぬ気で取りに行こう。
そして
今度は笑顔でスタンドに挨拶しよう!
次は、みんなのテーピングやら体重管理、体調管理の通知で日々LINEの全体グルを荒らす、忙しそうな4年TR松下瑠奈です。本当にお疲れ様です。
トレーナーとしての彼女は授業態度からは全く想像つかない程の別人になり、とても驚きます。
そんな彼女は最後のブログ何を書くのでしょうか。期待しましょう!
#0 渡邉陽大