旺典から紹介に与りました、3年MFの内田爽翔です。彼とは1年の夏頃から仲良くなりました。部では有名な、明治大学ラクロス部早稲田商学部受験サークル、通称「早稲商」が発足したあたりからでしょうか。
入部してすぐ渋谷のQBへ一緒に防具買いに行った時は、こいつスカしてて気合わなそうだなぁとか思ってましたが、実際はめちゃやかましくて面白い香川が生んでしまったモンスターでした。
昨年は自分も旺典も腐っていたかもしれませんが、今年はOD違えどお互い頑張ってAに食らいついておりますので、試合では鬼の切り替えからブレイクを作らんと疾走する彼の雄姿にご期待下さい。
つい1ヶ月程前にAにあがったばかりの新参者の3年がブログに大層な事書いていいものかと真剣に悩みましたが、このように自分の考えている事を言語化する機会は滅多にないので、柄ではないけど頑張って書きました。読んで頂けると嬉しいです。
なんでラクロスやってるんだろう。
時々ふと考える時がある。
少し前に遡るが、自分は高校卒業してから1年間浪人した。浪人期前半は今の自分じゃ考えられない程追い込んだけど、後半はもう第一志望に受かるだろうと思って勉強をサボるようになった。結果、勉強を最後まで続けてた周りの友達が全員第一志望に受かっていく中、自分だけ不合格。ほんと馬鹿みたいな話だけど、初めて挫折して泣いたと思う。
そんな負の感情を払拭したくて、何か熱中出来る事はないものかと探していた所、中学高校と同じ学校に通い、現役入学で一足先にラクロス部に入っていた現エースの直斗にクロスを持たされ、そのまま流れるようにラクロス部に入った。
1年生入りたての頃は本当にラクロスを楽しんでいたと思う。
入部式の時に見た動画に感化され、「自分もこんな点取って観客を沸かせるプレイヤーになりたい!」と夢を見て、ひたすら自主練に打ち込んだ。
意外に思われるかもしれないが、この頃34期の中では1番やってたんじゃないかってくらい自主練していたと思う。ほとんどの授業切って、ただ己の技術を磨くため、そして受験挫折して味わった感情を払拭しようとラクロスに時間を費やした。毎日上手くなっていく感覚があって楽しかったし、実際クロスワークは同期の中では結構あった方だと思う。
しかし、サマーがコロナで中止になって本格的に組織が始まってからはまるで下手くそだった。
元々たいしてスポーツやってこなかった分、体の弱さやフィールド感覚の無さ、そして何より何がなんでも活躍するという精神の欠如が明らかにプレーに露呈していた。あれだけした壁あてを無意味にするかのようなパスキャミスはするし、1on1は弱いし、ショットも遅いし、何も上手くいかない。
そして何人かがBチームに呼ばれて行っている時、自分はその背中をただ見つめるだけだった。自分の代で活躍出来ればいいと言い聞かせ、逃げた。
代が替わって2022シーズンが始まってからは本当に酷かった。
どうせ上にいけないと見切りをつけ、日々の練習はネガキャンしたりふざけたりで無意味に消化した。
竹山さんに、「去年の俺を見てるみたい」と言われ、練習中とは思えない程ゲラゲラ笑って、聖悟さんにちょっと叱られてたのが懐かしい。今思い返すと本当にどうしようもない人間だったと思う。
このシーズンはラクロスをする理由がまるで見当たらなかった。
特にBリーグ終わってからは完全に目標を見失い、進級がかかった資格試験の時は部活やめようか結構本気で悩んだ。
でも辞める勇気がなかったのと、同期と練習で騒がしくするのが好きだったから、同期と会うためだけに練習はダラダラと参加した。
今シーズンこそは心機一転してA入れるように頑張ろうと思っていたが、合同練では6on6でパスキャミスを連発、生田でのスクリメも怪我で出なかったりして、いいとこを全く見せられずにBスタートとなった。
同期が六大戦とかで活躍しているのに、またしても自分はその背中を見てるだけ。前から薄々感じてはいたが、自分はラクロス向いていないという現実を淡々と突きつけられているようだった。
その後またモチベーションが下がったりもしたが、このままでは浪人期と同じように絶対後悔すると思い、Bリーグ優勝に気持ちを切り替えてBのオフェンスリーダーとして頑張っていた頃、Aチームに呼んでいただいた。
正直、今はラクロス楽しめているかどうか分からない。
自主練は何の痛みもなく1人でやりたいことできるけど、練習じゃ相変わらず腕腫れるし、指にヒビ入ったりするし、膝のカサブタも毎日剥がれるし。
怪我が治ったと思ったらまた別のとこ怪我したりして、最近はまともに練習に入れてない気がする。
Aに入れている理由も分かっていない。
もう気付いている人多いと思うけど、自分は多少小手先のテクニックがあって上手い風に見えるだけで、試合じゃ全く点取れないしアシストもできないし、まるで役に立っていない。
それでも、ラクロス頑張る理由は明確に分かる。
自分より全然ゴールチャンス作り出せてる悠翔や、点決める力がある智喜の方が絶対良いのに、それでも自分をMF4枚目として使ってくれる康さん
疲れて酷い顔してる時もあるけど、OFもDFも入って誰よりもフィールドを駆け回り、えぐいスタンシュー決めて背中で見せてくれる主将
2年前、自分を公園に呼び出してラクロス部に誘ってくれた直斗
知り合って間もない頃に2人で電車乗ってる時は気まずくて落ち着かなったけど、今では毎朝清瀬行く時の車に乗ってる時間がこの上なく心地良い。毎回運転ありがとう。あともう少しだけお願いします。
他にも自分じゃ追いつけない程のスピードで上達し、今や主力として活躍する同期とか
最近上手くなったよねと褒めてくれるスタッフ陣
雰囲気緩いとか言われてるけど、ここずっと試合じゃ負けてないBチーム
色々な人が寄せてくれている期待に、どんな形であれ応えなければならない。
そして何より、お世話になった4年生達を簡単に引退させる訳にはいかない。
明日からいよいよリーグ戦が始まる。
初戦の相手は六大戦で大敗を喫した法政。
必ずリベンジを果たして、いい流れを作ろう。
続いては毎回練習の後アイシングでぐるぐる巻きになっている、守護神の今井雄太です。最近セーブ率がとんでもないくらい上がってる気がします。お楽しみください。