ハスキーズに入り、四年目のシーズン。
そしてこれが、正真正銘ラストのシーズン。
そんなシーズンだが、自分はもうプレイヤーではない。
試合を決める豪快なショットも、
チームを救うスーパーセーブも、
相手の心をへし折るチェックも、
プレーでこれまでのラクロス人生を体現することはできない。
そんな今の自分にできること、それは
「ハスキーズに関わってくださるたくさんの方々の想いを紡いでいくこと。」
ただそれだけ。
リーグ戦、Bリーグ。
戦う自分たちを後押ししてくださるたくさんのOBの方々の声を、実感した。
引退してもなお、チームに関わってくださるコーチ、GM。
少しでも金銭面でのサポートをと、グッズを購入してくださるOBの方々。
リーグ戦の結果報告に反応してくださり、次も頑張れと連絡をくださる皆様。
こんなにも多くの方々に、多くの想いに支えられている。
今のハスキーズがあるのは、自分たちの力だけではない。
だからこそ、負けられない。
勝ちたいではなく、勝つ。
自分たちのためだけじゃなく、
たくさんの想いの上に、
代表としてコートに立てていること。
それがどれほど幸せなことか、
噛み締めながらプレーしよう。
Bリーグ予選最終戦。
Final4を決めれば、
みんなのラクロス人生が少しだけ変わると思う。
下級生中心のこのチーム。
生意気だし、言うこと聞かないし
正直あんまり好きじゃないけど、
実は本気でラクロスと向き合うことができるって知ってる。
みんなのことを信じてる。
Bだけじゃない。
人数少ないのに必死に支えてくれるスタッフがいる。
どうやったらBに上がれますか?って、
聞きにきてくれる熱量のある一年がいる。
そして、何より
2年連続のFinal4。
プレーで刺激を与えてくれて、
Bの試合では心から応援してくれるAがいる。
身近にもたくさんの支えがある。
2021ハスキーズにも紡がれた想いはある。
勝って、強いハスキーズを、
強い明治の時代を証明したい。
31期のラクロスを、
2021ハスキーズを、
負けて終わった代にしたくない。
これが、俺の紡いでいきたい想い。
俺たちが勝てば、
勝ち続ければ、
2021ハスキーズは終わらない。
絶対に終わらせない。
A、一年、スタッフ。
みんなの想いを預けて欲しい。
全員の想いを紡いで、
Final4を決めて
関東制覇も決めて
俺たちが
明治の時代を証明しよう。
福山弥聖