平素よりお世話になっております。
暇さえあれば、ニヤニヤしながら僕のバ先にやってくる、有馬甲曜さんから回ってきました2年の鈴木里樹です。甲曜さんとする日野市トークは、たまにグロい話もありますが、いつしてもおもしろくて楽しいものです。次は温泉に入りながら語りあいましょう!
はじめに、日頃より明治大学男子ラクロス部の活動にご支援・ご声援を頂いております、OB・OGの皆様、保護者の皆様、そして関係者の皆様にこの場をお借りして、深く感謝申し上げます。
まとまりがなく、拙い文章ではございますが、最後まで読んでいただけたら幸いです。
期末試験の勉強中にりょうすけさんからLINEがきて
明日からBリーダーやりなさい、以上!
と言われたときは何言ってんだこの人っていう困惑から、その後の勉強がなにも手につかなかったことはよく覚えている
僕は今までのスポーツ人生で、リーダーになった経験がなく、リーダーなんて自分には不向きだと思っていた。なんなら今でもそう思っている。
リーダーは何をすればいいかさっぱりわからなかったから、話をもらってすぐ、りょうすけさんやそうしさん、あらたに相談してリーダーはどうあるべきか、とかBリーダーには何が求められているのか、とかを聞いたりした。
話を聞いているうちに、リーダーの背負う責任の大きさを知ったとともに、その分結果を出したときの達成感を人一倍感じられることも知った。
その達成感を、今シーズンのBチームのメンバーと味わえたらどれだけ嬉しいだろうかと思い、Bリーダーを引き受けることにした
いろんな人の期待を胸に、意気込んで引き受けたBリーダー。けれど僕がしてきたリーダーとしての振る舞いは、僕が理想とするリーダー像とは遠くかけ離れたものだった。
自分の考えるリーダー像は、圧倒的なプレーで他を引きつける人間であり、そんなプレーをもってみんなを引っ張る人間だった。
けれど、自分は圧倒的な実力、スキルなんて持ち合わせていなかったから、プレーで誰かを引っ張ることなんてできなかったし、自分ががんばる姿勢やパッションでしか引っ張ることができなかった。
次戦の慶應戦で負けたらfinal4が厳しくなる、という状況で引き継ぎになったにも関わらず、チームを引っ張りきれない無力さ、自分の技術不足がゆえに、言葉に説得力をもたせられない情けなさを痛感する日々だった。
そんな情けない僕がリーダーをやっていてもチームが成り立っているのは、頼れるひとたちがたくさんいるからである。
プレーで引っ張ってくれる4年生はもちろん、チームへの発信を絶えずしてくれるこうせいさん、戦術を教えてくれ、オフェンスをまとめてくれるおうすけさん、雰囲気がたるみ始めたときに喝をいれてくれる脇さん、誰かが萎えてる時に小声で励ましてくれるこうようさん、やる気がない日かと思ったら、積極的な声を出してみんなのやる気を引き出そうとしてくれるたかさん
挙げたらキリがないほどの人たちに自分は、Bチームは支えられていると思う。
りきがリーダーになってから雰囲気がよくなったね、とか、勝てるようになったね、とかいうありがたい言葉を言ってもらえることがある。そう言ってもらえるのは、頼りない僕を支えようとしてくれるいろんな人のおかげである。
そしてなにより、前例がない2年生Bリーダーを僕よりも全うしたあらたのおかげであり、あらたが苦労して作ってきた土台のおかげだと思う。
リーダーになってはじめて、あらたの背負ってきた責任とか苦労を感じることができた。Bリーダーというのは、自分が思っていたよりもはるかに高いレベルを求められていたし、そんな役割をあらたは一人で全うしようとしていた。
あらたがリーダーだったとき、自分はなにも支えてあげられなかった。それを気づいた時にはすでに彼はAチームで活躍していて、手遅れだった。
だからこそ次の明学戦に勝って、あらたが苦労して作ってきた土台は間違っていなかったよと、あらたがやってきたことは間違いじゃなかったよと、そう胸を張って言ってやりたい。
リーダーの僕だけでなくBチームのみんなで作ってきたこのチームで、勝ちたい。このチームでいつまでもやりたい。
そして大好きな4年生たちと一日でも長くラクロスがしたい。本心は知らないけれど、4年生の心の中で、本当は辞めたいと思っていたとしても、嫌がらせのように長く続けさせたい。
いつもニコニコしてて優しいのにライドになった瞬間に目の色変わっちゃうあの鹿児島県民を
キャラのせいでかなりいじられているけど、後輩からはかなり慕われているしょんぽこを
時にはベンチコートを着て練習し、時にはファールカップをズボンの上から付けるあの人を
煽り性能高くてたまに腹立つけど試合になるとかっこいいあの最年長を
全身真緑の練習着がお似合いで、「本音」でブログを書いてたあの人を
足の速さと華麗なステップで絶対ランクリあげてくれるあの始発遅刻者を
最近、彼女が知り合いにナンパされたあのゴーリーを
BeRealの内カメがいつも同じポーズのあの人を
ポジ別でゴールパフォーマンスをして、みんなを楽しませてくれたあのパイロットを
ブログを書いてから、後輩の僕たちに何かを遺そうとしてくれたあの金持ち坊っちゃんを
こんな人たちを嫌でも全国へ連れていきたい
そのために今まで頑張ってきた。だからこそ思いっきりたたかいましょう。
語彙力のない僕は、円陣するとき
やることやれば勝てる。やってきたことを出せば勝てる。
そう何回も言ってきたと思います。けどそれに尽きると思います。
たまにちょけすぎて、収拾がつかない時もありますが、やるときはやれるのがこのチームの良いところですし、好きなところです。
今こそやるときです。絶対に勝ちましょう!
#87 鈴木里樹