平素よりお世話になっております。
明治期待の新人、岡田陸玖くんから回ってきました3年FOerの中田航太郎です。彼の上達速度にはいつも驚かされていてばかりです。そんな彼の華麗なるFOに注目してください。
はじめに、日頃より明治大学男子ラクロス部の活動にご支援・ご声援を頂いております、OB・OGの皆様、保護者の皆様、そして関係者の皆様に深く感謝申し上げます。
何を書こうかと迷いましたが、結局自分について書くことになってしまいました。
長く、拙い文章かもしれませんが最後まで読んでくださると嬉しいです。
「先輩方のために愚直に努力を」
数ヶ月前の自分にそう言ってやりたい。
今思い返してみるとこの1年間はいろいろなことがあった。
2023年9月、ベンチの最後尾の後ろから2つめのポジションを温め続けた去年のリーグ戦がおわった。
ほとんど出場できなかった私は来年こそは絶対に主力として活躍することを目指して、日々努力していた。
週休1日を目安に、オフの日に他大学の練習に参加したり、自チームの練習の後に社会人の練習に参加させてもらったりとラクロスに全てを捧げていた。いろんな人に質問攻めを繰り返して、返ってきた答えを自分の中で反芻させ、暇な時があったら自分の考えと組み合わせ、目指すべきプレー像を作り上げていった。
その結果、これまで勝てなかった相手に段々と勝てるようになり、練習試合でも活躍できることが増えていった。自分でもわかるほどに成長を感じていた。
このまま行けば来年リーグ戦で活躍できる。
そう信じて疑わなかった。
時が過ぎるのは早いもので3月になり、六大戦が始まった。初戦の相手は早稲田だった。
自分のやってきたことを証明したい。早稲田に勝てばさらに成長できる。そんな思いを抱き試合当日を迎えた。
いまでも忘れはしない。
自分のやってきたことが通じない。
同じ負け方を繰り返してボロ負けした挙句、やっては行けないミスでチームを敗北に導いてしまった。
試合後、あまりに茫然としすぎて、あまりに最後の六大戦を戦う先輩方に申し訳がなさすぎて、しばらく動けなかった。
「気にするな。次切り替えていこう。」
そう声をかけてくれる先輩方の優しさに泣きそうになった。(ちなみにあの時嬉々としていじってきた同期のやつの顔は一生忘れませんよ)
そんな先輩方のためにも次こそは絶対に勝つと気持ちを切り替え、練習に励み1週間がたった。
朝起きると、右手を動かすたびに激痛が走った。靴下を履くのが難しいほど痛かった。
病院に行くと全治1ヶ月以上の怪我だった。
怪我をしたのはショックだったが、怪我を治し、また練習を重ねればリーグ戦にはまだ全然間に合うとポジティブに考え、リハビリに臨んだ。
リハビリ期間を終え、復帰後、徐々に調子を取り戻そうと練習に励んだ。
しかし、一向に自分のしたいことができない。
調子を取り戻すどころか、怪我前よりも明らかに下手になっていた。
とりあえず怪我前の自分のプレーをしようと試行錯誤したが、まったく再現できない。
これまで勝てていた相手にも負け始め、試合でも勝てなくなった。
まあとりあえず時間が経てば戻るでしょ。
そんな甘い考えを持ちながらプレーしていた。
気が付いたら数ヶ月経っていた。
何にも変わってなかった。
自分の姿は去年のリーグ戦後に目指していた理想像とはかけ離れていた。
これまでの積み重ねはなんだったのか。なんのためにあんだけ頑張ったのか。とてつもない悲壮感に襲われた。
そんな自分の姿から目を背けるように、ラクロスに対するモチベーションが下がっていった。
今思うともう少しで成功に繋がったかもしれないのに、失敗を恐れ、日々の練習をただこなすようになり、自主練もまったくやらなくなった。
大学生なのになんでラクロスやってんだろ。
そんな考えが日々よぎり、ラクロスから離れようかと考えたりもした。
そんな自分を救ってくれたのは、またしても先輩方だった。
ご飯に連れていってもらって、励ましてくれた先輩、ポゼッションをとるごとに自分のとこに来てナイスと言ってくれる先輩、お前のブレイクからのパスを待ってると言ってくれた先輩、可愛い後輩だと言ってくれ、なんでも相談に乗ってくれる先輩。
先輩方の優しさはその当時の自分にはあまりにも眩しく感じられるほどだった。この先輩方のためにもう一回腐らずに努力しようと思えた。
とりあえずできることから始めていった。
今できることを1つずつクリアすることで、出来ることが増えていき、着実に自分のプレーができるようになっていった。
試合でも勝てることが多くなり、少しずつ自信を取り戻すことができた。
大事なのは腐らずにただできることをこなし、愚直に努力をすることだったのだ。
気づかせてくれた、そして腐っていた自分に優しさをくれた先輩方に感謝を伝えたい。
本当にありがとうございました。
自分を支えてくれた先輩方に恩を返したい。
先輩方と少しでも長く一緒にプレーしたい。
そのためには次の青学戦に絶対に勝たなければならない。
自分もチームも猛暑の中の練習と、合宿を乗り越えて、確実に状態は良くなってきていると思う。青学戦に向けての準備も整えてきた。
今のFOユニットなら絶対に勝てると胸を張っていえる。
青学戦勝って全国へまた一歩踏み出しましょう。
チームにポゼッションをもたらします。
次回は、横浜が生んだスピードスター福元駿文選手です。彼の俊足から繰り出されるブレイクとランシューにご注目ください。
#97 中田 航太郎