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2023

リーグ戦決起ブログ〜木村直樹〜

明治の女帝、エミリから回って来ました、今年度主将を務めております、木村直樹と申します。人に聞きにくい質問があり困ったときは、彼女を介せば関西魂でズカズカと代わりに聞きに行ってくれるエミリには今シーズン何度も助けられました。




1年生の頃はまだまだ先だなー、と思いながら読んでいた引退ブログも早いものでもう自分も書く側になってしまいました。下級生のみんなも、時が過ぎるのはあっという間です。今を大切に、練習頑張ってね。おじさんからのアドバイスです。




私は恥ずかしながら受験生時、国語が極端に苦手で親を何度も呆れさせており、偏差値30代の模試の成績表は今でも数枚自分の部屋の秘密のタンスの奥に隠してあります。読者の皆様を困惑させてしまう箇所はいくつかあるとは思いますが、温かい目で読んで頂けると幸いです。




自分は元々大学入学時は、いわゆる"大学デビュー"的なことを企てていた。小1からやってきた野球、ラグビー漬けのスポーツ生活とは別れを告げ、サークル入って、海外に留学に行って、"ザ・大学生っぽい人"になろうとしていたのである。



しかし、高校卒業後、コロナ禍に見舞われ、自分が妄想していたキラキラ大学生活とは真逆の、自宅でSwitchやりすぎて昼夜逆転した生活を最初の一カ月を過ごしていた。



こんな日々も最初は天国だと思っていたが、このようなこれまでのスポーツ人生とは反対の、目標の無い退屈な生活はつまらないと思い、大学でも何かに打ち込みたい、そう思って体育会の中からスポーツ推薦入学でなくても入部できるラクロス部に入部することに決めた。




入部して日本一になろうと決めた瞬間、受験で訛っていた身体を使えるものにするために、毎日激しいラントレを自分に課す自粛生活を始めた。



しかし、いつしかこのラントレが自分のストレスになり、これが原因で顔面麻痺という病気にかかった。笑 左目が閉じず乾燥しまくり、口の左半分にも力が入らないため、食べ物を垂れ流している日々を送っていた。笑 それでも、目標のある日々は、めちゃくちゃ充実していると感じ、自分には目標のある学生生活が合っており、ラクロス部に入ってよかったと心から思った。




こんな顔の左半分が動かない生活を過ごしていく中、コロナ規制が徐々に緩和されていき、地元の晴さん、こばこうさん、ひでひろさんの公園での熱血指導を下に、1日のほぼ全てを壁当て、シュート練習に時間を割き、みるみるうちに上達していった。




そして30期が引退し、2021新チームに同期で唯一Aチームに入ることができた。同期の間で有名な暗黒期だ。そして自分が最も後悔しているのがこの年だ。もちろん唯一の下級生である私は1番下手であった為、毎日のように先輩に怒られていた。自分は先輩にも上手く頼れず、清瀬の暗く寒い朝、1人で歩く行き道がとにかく辛かった。



そんな中でも同期だけの大会である新人戦においては、先輩の指導のお陰もあり、多くの点を取り、関東準優勝することができ、幸運にも関東ユースにも選ばれることができた。「がむしゃらに食らいついてきてよかった」そう心から思った。



しかし新人戦が終わると、Aチームでの何も通用しない、辛い練習の日常への逆戻りだった。



一回上を見たからこそ、通用しない日常がさらに一層辛く感じるようになった。その現実に向き合いきれずいつしか「日本一になる」という自分の目標を見失い、向上心は弱くなり、生田の6-6中に先輩にB行きを告げられた。





今までの同期や後輩のブログを見てきて、このように誰でも苦しくて、辛くて、目標を見失ってしまうことはあると思う。俺から後輩に伝えたいことは、どんなに辛くても絶対に逃げてはいけないし、初心を忘れちゃいけないということ。向き合い続けなければいけない。自分は逃げてしまったこの時、もっと頑張っていれば、今頃もっと違ったんじゃないかと、とても後悔している。




それでもBに落ちた後、悔しくて、自分が情けなくて、自分は鍛錬に鍛錬を重ねた。最初はめちゃくちゃ苦手だった左のシュートが磨き上がったのも、この挫折があったからだ。地元の公園でボールが見えなくなるまで何百本もシュートを打ちまくった。その甲斐もあり、新人戦で負けた因縁の立教にBリーグで練習した左ショットでゴールを取ることができた。




3年生でも、Aでのリーグ戦で中々ゴールが取れず、苦しかったけど、逃げず練習し続け、全学準決勝でやっとゴールを取ることができた。たけびしスタジアムの観衆の中で点を取れたのは身が震える程の興奮があったし、逃げずにやって来てよかったと心から思った。



この努力が報われたのも、OFリーダーだった輝さん、親子班の智也さんが信じて使い続けてくれたからだった。心の底から感謝しています。





そして主将になり、臨んでいるリーグ戦。明治は開幕戦から2連敗し、どこの大学よりも苦しい思いをしてきた。そして気合い入れて臨んだ菅平合宿中にも更に起こった、後に8・4事件と呼ばれることになる絶望の1日も味わった。




笠間さんもよくおっしゃってくれるけど、本当にどんなに苦しくても、逃げずにやり続ければ必ず結果はついてくる。俺も今までの経験上そう思う。




こんな絶望の中でも、OFもDFもSTAFFも常に問題に対して向き合い続けた。




そして背水の陣で強い気持ちで臨んだ武蔵戦。

春に練習試合で完敗した武蔵に、完勝することができた。




そして今日まで、FINAL4進出をかけた明日の早稲田戦に備え、上級生下級生関係なく、全員で一丸となって準備してきた。




ここで?と思うかもしれないですが、どうしてもみんなに感謝したいので、ブログを終える前に、みんなにメッセージ。どこに入れるべきか分かりませんでした。




36期

沢山の選択肢がある中、ラクロス部を選んでくれて本当にありがとう。かとゆうさん仕込みの36期のパッションは、日本一だと思う。選手引退をした、りくと、玉の為にも新人戦絶対優勝して胴上げしてほしい。頼む!今を必死に食らいついて頑張れば必ず日本一は見えてくるから、頑張れ!




35期

しょっちゅう4年から注意されてた35期。35期は悪ガキそうに見えるけど、ラクロスの姿勢に対しては本当に熱くてめちゃくちゃ良い。特にAチームに入ってるメンツは2年生ながら高いレベル求められて辛かった時もあったと思うけど、めちゃくちゃ上手くなってる。がむしゃらについて来てくれて本当にありがとう。絶対日本一になろう。




34期

ミスした時、してない時に関係なく、よくわからないタイミングでもハイタッチをしてくる、けいたをはじめ、とにかくキャラが濃すぎる34期。4年が極端に少ない中でも、ここまでやってこれたのは間違いなく34期の協力があったから。新チーム時はザ・ガキみたいだった34期も今では本当に頼もしい。一緒に日本一になって来年につなごう。




そして同期、33期には一言ずつ。




よしき 美味しい食事中にぶつけてくるよしきの左肘の行儀の悪さ、大学での有り得ない声のデカさにはかなり迷惑したけど、DF組織をここまで強くしてくれてありがとう。



こう ちょけたらマジレスしてくる時もあるけど、何かと色々ペアになることが多く、抜けてるところをカバーしてくれて、支えてくれて、めっちゃ助かる存在だった。圧倒的知能でチームを支えてくれてありがとう。



なおと 実は日常会話の8割6分は何言ってるか理解できてなくて、正直適当に相槌してる時もあるけど、圧倒的オフェンス力でチームをリードしてくれてありがとう。初めての清瀬での練習の日から上手すぎて、ずっと刺激だった。今年の早稲田戦も胸熱な決勝ゴール頼む!



にが 実は同期で一番最初に仲良くなったのはこの男。最初は無口すぎて、関西弁凄くて癖強!って思ったけど、諦めず喋りかけ続けると心を開いてくれました。フェイス1年目にしてここまでの強さは並大抵の努力じゃ無かったと思う。明日勝って世代NO.1フェイスになってください!



こうすけ プロスピでコールド勝ちしたこうすけ。選手を引退してBコーチとしてBを強くしてくれて本当にありがとう。選手としてプレーできない、こうすけの悔しい想いを絶対日本一になって晴らす!眠い清瀬行きの車では早朝とは思えないマシンガントークのお陰で目が覚めた状態で練習に臨めた。笑 



りくと 今まで見た中で1番のフッ軽のりくと。途中入部にも関わらず、選手引退のギリギリまで上手くなってて、ATにDMFに、チームにどんな形でもいいから貢献したいっていう姿勢がめっちゃ良い刺激だった。1年生を優勝させてくれ!



たま 合宿中でかすぎるイビキで何度も起こされてむかついた時もあったけど、最初はセンスないとか言われてたけどラクロスに向き合い続けてどんどん上手くなっていってて本当に凄かった。チームのグラウンド手配等の裏方としても、チームを支えてくれて本当にありがとう。



ともき 普段から年上とは思えないほどいじらせてもらってるけど、川口ゼミで途中入部でラクロス部に入りたいと言った日、まさかAに食い込むまで上手くなると思ってなかった。もっともっと頑張れ。



えみり 口は標準語だけど、どんとこいという柱の太さはザ大阪人の心強いスタッフリーダー。新チーム当初、色々スタッフ組織でトラブルになったこともあったけど、今では嘘のように一体感のあるスタッフ組織を作り上げてくれてありがとう。



りん 体重計の番人、そして主務、TRとしてチームを根底から支えてくれてありがとう。今プレイヤーが何不自由なくラクロスが出来、リーグ戦に望めているのは間違いなく裏で支えてくれたりんのおかげです。多方面からチームを支えてくれてありがとう。



33期みんなでもっと長くラクロスできるようにたけびしスタジアムで日本一取って、同期少ないのに一緒になってチーム作って来てくれた大好きな後輩達に恩返ししよう。明日は33期らしく泥臭いプレーで、チームを牽引しよう。




そしていつも暖かく応援し支えてくれる両親、休日返上で熱く指導してくださるコーチの方々、OBOGの方々、本当にいつもありがとうございます。結果で恩返しします。




この2023HUSKIESに関わる全ての人の想いを背負って挑む、待ちに待った早稲田戦。




相手の早稲田も去年、明治に負けて全国の道を絶たれていて、強い気持ちでぶつかってくる。




でも、どこよりも困難に立ち向かい、乗り越えて強くなった俺らの方が絶対に強い。もう怖いものはない。




2023HUSKIES一丸となって、これまで積み重ねてきた全てを早稲田にぶつけ、圧倒しよう。




去年の全国準優勝を"EXCEED"して日本一になって、ラクロス界を驚かせよう。





このチームでまだまだ上に行きたい。





やるよ!






#6   木村直樹

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