平素よりお世話になっております。
3年Gの中川勝仁と申します。
まず初めに、日ごろから多大なるご支援をいただいているOB・OG・関係者方々・そして何より両親に感謝申し上げます。
拙い文章ではありますが、最後まで読んでいただけたら幸いです。
「人生はいつでも夢のよう」
この言葉でこれから先長く続く人生はさらに華やかに、美しく過ごすことが出来ると、日々感じる。
朝起きると夢は瞬く間に記憶から消え、全く覚えていないものがほとんどだ。夢とは、儚いものなのである。
夢は人生の良き例えではなかろうか。
人は1日24時間365日過ごす。
誰がどのように奮起しようとも、この事実は変えることはできなく普遍的なものである。
そのようにすぐに過ぎ去る毎日であるから、記憶は更新される。
当然、人の脳はキャパシティを超え、古い記憶は朝起きた時の夢の記憶のように消えてしまう。
このように、自分が過去に経験した記憶は気が付くと薄れているものである。
高校生の頃を例に挙げてみると、
漠然と部活と授業の記憶はあるが、私が鮮明な記憶として記憶しているものは、部活で快進撃していた頃の、自分たちは最強であると信じてやまなかったあの時の心情のみである。
他の記憶、本来覚えておきたかった友人との楽しかった日常の記憶は、ほとんど忘れてしまった。
私の中で記憶は夢のようには儚いものなのだ。
大学では、最強と信じた頃の心情のような良き記憶を作りたい。
自分が人生を振り返る時、真っ先に思い浮かぶ記憶を作りたい。
これまでの1年間、人生を彩る記憶を作るという面では成功している。
サマー・ウィンターでは大きな記憶ができた。
どちらも決勝トーナメントには進出したがそこで敗退、特にウィンターでのプレーは、自分の人生で最も後悔した瞬間であり、決して忘れない。
この2つの記憶はどちらも‘悔しさ’や‘不甲斐なさ’の記憶である。
もはやラクロス生活には必要ない、忌々しいあの記憶の借りを返す時が来た。
いま必要な記憶は、勝利による喜びの記憶だ。
「35期は強い」様々な人がこのように言ってくれている。
事実、六大戦で活躍する者・相手を怒らせるほどのプレッシャーを放つ者が数多くいるロング陣。
とてつもなく速いショットを放つ者・体格で他者を圧倒する者など強者揃いのオフェンス陣。
プレーヤーを第一に考え行動してくれるスタッフ陣。
この三拍子が揃っており向かうところ敵なしだ。
こんなに個性豊かにもかかわらずまとまりがあるチームを自分は見たことがない。
勢いに乗った俺らを止められるチームはない。
勢いの原動力は自分達。束になって戦おう。
泥臭くても、笑われてもいい。必死こいて勝利に拘ろう。
グラボ・ショット・パス・チェック・セーブすべてに命を懸けて戦おう。
明治の力を見せつけてやろう。
行こういざ頂点へ。
OFへ
オフェンス陣全員を信じる。
いつも通り戦い、相手を蹴散らしてくれ。万が一ミスっても後ろはDFが守るから、俺らを信じてくれ。
ポゼッション長くしてくれ。
DFへ
ゴーリーとして後ろから見るとこんなにたくましく、安心できる背中は他にない。日々強くなっていって、俺をビビらしてくれる皆を誇りに思う。
皆が全部落として俺に「暇だ!」と言わせてくれ。
FOへ
詳しいことはわからないけど、
FOブレイクはラクロスで一番興奮する瞬間の一つだから、見せてくれ!
ルーティン大事にしろよ。
Gへ
城太朗、桂太共に頑張ろう。
ゆうた、道徳から学ぼう。部活で人として成長できたらいいね。
駿さん、らいとさん、なべけんさん自分らをこれまで育ててくれてありがとうございました。優勝という恩返しを必ずします。みててください!
スタッフへ
いつも練習の準備やテーピングありがとう。
サマー・ウィンターでは叶わなかった頂点からの景色を一緒に見よう。
35期育成に携わっていただいた方々へ
サマー・ウィンターと不甲斐ない結果で終わってしまいましたが、借りを返す時が来ました。
我々は必ず優勝し、強い明治を日本に示してきます。
ここまで育てていただいてありがとうございました。応援よろしくお願いいたします。
長い文章を最後まで読んでいただきありがとうございました。
勝とう。
#77 G 中川勝仁