まず初めに、日頃より明治大学男子ラクロス部に多大なるご支援を頂いている、ファンの皆様、保護者の皆様、OB、OGの皆様、コーチの皆様、その他全ての関係者の皆様にこの場をお借りして御礼申し上げます。
頼もしい後輩であり、浪人フレンズのやじけんから回ってきました。3年中井大貴です。彼の恋話をサイゼリアで聞いたのは良い思い出です。またお話聞かせてください。グータッチ、何度でもしましょう。
この度、初めてブログを綴らせていただきます。拙い文章ではありますが最後まで読んで頂けると幸いです。
常に泥水を啜ってきたラクロス人生。
同期試合で活躍した記憶はなく、あっという間に一年生が終わった。全く試合に関われずに終わった。あすなろで早稲田に負けて大粒の涙を流す新大を見て、泣かせてもらえる権利すら無い自分を恥ずかしく思った。
そして二年生。何も無い一年だった。僕はCチーム。B六大戦vs法政は忘れもしない。Bが六大戦初勝利した日。僕は和泉のグラウンドで雨風に打たれながら練習していた。教えにきてくれるAチームの先輩のほうが多かった気がする。グラウンドで結果を聞いた瞬間、全く喜べなかった。なんで負けて無いんだよとも思った。今を思えばめちゃくちゃ情けない。ださい。実力も伴ってないのに何を思っているんだ。
迎えた夏。合宿の大半をボコボコの芝で過ごした。AとBは立派なミーティングルームで1日を振り返るがCは狭い部屋に10数人で一台のパソコン。Bとのスクリメは残り数十秒で旺典さんに決められ勝ちを逃す。もうここまで来ると悔しいどころでは済まない。
自分の主戦場となった育成リーグは予選で敗退。なんの結果も残せずに2024シーズンが終わった。ほんとに辛くて辛くて仕方がなかった一年。何度挫けたかわからない。時には先輩の目の前で号泣をしてしまい、とても迷惑をかけたと思う。その度、沢山の先輩に声をかけてもらい、励まさせれた。コーチとして誰よりも親身に相談に乗ってくれたこばこうさん。誰よりも辛い立場なのに弱音一つ吐かずに淡々と練習をこなすやじさん。僕は2人がいなかったら今頃ここには居ないだろう。
あっという間に2025シーズン。始まってすぐに怪我をしてスタートダッシュ失敗。同期はどんどんAに呼ばれていくなかで自分は呼ばれない。ただ、変な焦りはなかった。去年があったから。きちんと怪我と向き合い、日々を淡々とこなす。ちゃんとやる。可能性のあるものには全て手を出した。B六大戦、その先を目指して。きちんと積み重ねたつもりだ。そして今がある。
引退した大好きな35期の想いを背負い、選ばれた期待に応えたい。どの大学よりもボールを35期と共に追い続けたい。
相手は早稲田だ。簡単にいかないのは重々承知だ。それでも譲れない。どれだけチームがもがき苦しんだことか。それに比べれば越えられない壁ではない。一歩ずつ。ちゃんとやれば結果はついてくる。さぁいこう。
次は明治大学のメンズコーチこと鈴木嶺くんです。指定校推薦で僕の敵なのですが、彼の漢気あふれるプレーはチームに勇気を与えてくれます。ブログでも漢を見せてくれるでしょう。よろしく頼んだ!
#32 中井大貴