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2024

リーグ戦決起ブログ〜西村尊〜

まず初めに、日頃より明治大学男子ラクロス部に多大なるご支援をいただいている保護者の皆様、OB,OGの皆様、その他全ての関係者の皆様にこの場をお借りして御礼申し上げます。この四年間何不自由なく私達が活動できたことのありがたみを感じました。いつも応援ありがとうございます。



我らが主務あやのから回ってきました。4年副将、DFリーダーを務めさせていただいております西村尊と申します。


途中入部で秋頃に入部してきたあやのは、最初のほうは寝坊キャラがついて心配になるくらいでしたが、気づいたらTRと主務の仕事を両立する仕事人になっています。

ただ、今でもたまに改札を出てチェイスぐらい走ってるあやのを見ることができますがそれももうすぐ見れなくなると思うと残念です。



これで4回目となるブログということで書くことが浮かばなかったらどうしよう。と書いている今も不安です。普段がふざけてばっかりで真面目なことを伝えることが苦手な自分なので、最後のブログくらいは後輩や同期にグッとくるような内容を書けていたら嬉しいです。




長いようであっという間だった四年間は、今まで過ごしてきた四年間で一番の青春を過ごすことができたと胸を張って言える。



ずっとバスケをしてきた自分がたまたま興味を持ち、大学に入学する前の3月後半に体験会に初めて行った。今でも同期に早すぎるといじられますが、その当時の自分も今の時期に行く人なんていないだろうと不安でいっぱいの中、集合場所に着くと1人の同い年ぐらいの男子がいた。


これが僕の大学最初の友達、そして今ではOFを率いる司令塔である市川凜太朗だった。

今考えてみれば、たまたまこの二人がDF、OFリーダーをしているのはエモいですね。



こんな感じで四年間を振り返ると無駄に長くなりそうなのと、去年のブログで二年生の全学決勝までの事とかは書いたのであまり書かないようにします。



2年生で全学決勝まで行けた経験は自分の中で本当に大きくて、あの舞台に同期と、今自分を支えてくれている後輩を連れていきたいと思って頑張ることができました。今でもトラウマで全学決勝と明立戦だけは見れないですが、確実に自分の礎になっています。ありがとうございました。



そして、2年生よりも中心になった3年生の代。唯一の4年生であったよしきさんが東大戦で怪我をして自分がロングで最上級生になり後輩たちと出るようになった瞬間があった。



正直な話、今の自分はよしきさんと同じくらいDFを引っ張れるような存在であると、よしきさんが出れなくなった今、自分のバリューを出すところであり、出せると思っていた。



結果はバテて指示出して引っ張るどころか自分の全力すら出せない始末で完敗。こんなに情けない試合はなくて、自分の非力さに涙も出なかった。



その年の親子班であったたかし、ひなた、よしあきと試合に出たため、より悔しかったのを覚えているし、その後に早稲田戦で同じ場面が来てそこで勝ちきれたのは自分だけのおかげではないものの、なんとか繋ぐことができたんだととても嬉しかったのを覚えている。



そして4年生になり副将とDFリーダーとして活動してきた。



こんな感じで簡単に振り返ってみると、自分のラクロス部としてのキャリアはとても恵まれた物だということが出来るだろう。

1年生から先輩との試合を経験できたし、2年生からリーグ戦を経験できて3年間ロングの一枠を埋めることができた。



自分がこの四年間を通して伝えたいのは「自分をプロデュースする大切さ」だ。



どゆこと?と思うかもしれませんが、自分をプロデュースするというのは自分が持っている個性だったり強みというのを上手く周りにアピールすること。自分はラクロスというスポーツは高校までの部活と違って顧問がつきっきりで見てくれるような環境ではなく、同じ学生が基本的に人事を判断する珍しいスポーツだと思っている。



全員が0から始めるため意識によっては数日で上手くなれるようなスポーツを全員がしている中で、今の明治だったら120人ほどいる中の10人を目指すという難しい環境だと思う。その10人を本気で目指すような行動を全員ができているでしょうか?



今Aだけど出れてない人、BCにいる人はもちろん今も頑張ってると思う。でも、今よりもっと出来ることがあると思うし、限界を決めてほしくない。



今のハスキーズにはみんなの前で先輩にアドバイスを聞くであったり、Aチームの練習に入りたい、ミーティングで多く発言するというような、実力がないけど出れる媚び売りとはまた違う実力にも繋がるアピールの行動をしてる人が少ない、またしにくい環境なんじゃないかと思う。



そういう行動をしたとき本気で媚び売りだ、真面目か、とバカにする奴は絶対に上手くならないし試合にも出ることはないので縁を切りましょう。その人は絶対ラクロスだけでなくどんなことをしても上手く行かないので。



もし、今自分の中でみんなにいじられそうだから、自分がそんなことを言っていいのかと思っている人は今日から切り替えてガンガンやろう。今DFリーダーをしていてどんな人から聞かれてもそんなことは思ったことがないし、なんならめちゃくちゃ嬉しいです。



自分はそういうプロデュースが正直上手くて、最初は実力以上の評価をもらっていたなと思うが、勝手に意識も高くなって自分をうまく追い込めて、実力も少しついてきたことで今の状況があると感じている。



生意気なことを書きましたが、これを読んだ誰かがその日から、欲を言えばチーム全員が競争意識を持って高め合う環境になれば絶対に日本一に近づくことができると思います。



来シーズンも今のままの自分でいますか?



変わりたいなら今が変わるチャンスで、あの時やっておけば。は絶対なしにしよう。それでも、試合に出れない、Aに上がれないことがあるかもしれない。だとしてもDF、OFリーダー、コーチのセンスがない、もったいないと思えるくらい自分に自信をつけよう。そのぐらいできれば絶対にラクロスだけでなくその後の人生にも活きるはず。



スポーツというのは、人生をかけて目標に向かって努力をすることができるかけがえのない機会であり、そして切磋琢磨し合える仲間もできるという、高い壁でありだからこそ素晴らしい、見ている人にも感動を与えられるものなんだと思う。せっかく入部した4年間の過ごし方を、誰かが改めて考え直すきっかけになれたら嬉しいです。



珍しくチームに向けて真剣な思いを書いたところで、ここから最終戦に向けて話します。



六大戦を2位で終わり春の最強決定戦では延長4回を戦い抜き勝利した自分たちは、このままの勢いで日本一に向かって駆け抜けていくと、そう思っていた。

結果は4戦目を終えて3敗1分。

こんなことになると思ってなかったとみんなもよく言うよね。俺も思う。



リーグ戦で1勝をすること、日本一という目標がどれだけ重いのか、難しいのかを体感させられた。



自分は先輩たちにリーグ戦で勝つということを経験させてもらった。だからあと1戦しか残ってないけど、リーグ戦の勝利というものを初めてリーグ戦に出た人たちに、2年間一緒に戦ってきた可愛い後輩ロングたちと分かち合いたい。



結果が出なくても、その努力してきた過程が素晴らしいっていう考え方もある。もちろん自分も今までやってきた練習は本当にきつかったし間違ってなかったと思ってる。


でもそれは結果を出した側の人が言える言葉だと思ってて、華々しい成績を残してきた先輩たちは言ってくれるかもしれないけど現状自分たちがその過程が素晴らしいものであるなんて悔しくて言えない。だから勝利という結果を出すことでしか少なくとも34期は終われない。



一部に残すために、後輩に繋ぐために。もちろんその思いもあるが1番大きな思いは学年関係なくこのチームで試合に勝ちたい。それだけです。だから、後輩たちはもう少しだけ力を貸して欲しい。



DFはチームの失点を防ぐ役割。でも、自分はDFリーダーなのでもっと守るべきものがある。それはみんなです。誰かが苦しい時、ミスした時、交代して出て緊張してる時。苦しい時はその分走るし仲間もいます。ミスしたら取り返します。緊張してたら笑わせます。



チームの失点は俺の責任。思い切ってやろう。


みんなが全力を出せれば絶対に勝てるから。


最後の一戦、全てを賭けて戦おう。



最後に自分は本当に周りに恵まれてた4年間だったので、感謝を伝えたいです。ここで書かなくてもいいかもだけど直接は恥ずかしいのでブログで書かせてください。


ADF同期



大輔

大輔がいなかったら俺は4年間ここまでラクロスを楽しめてなかったと思う。俺が心が折れそうなとき、実際折れかけた時にも大輔だけは前を向いてて、俺を引っ張ってくれてここまでやってこれたと思う。ありがとう。3年間リーグ戦を大輔と一緒にやれてよかった。ラスト頑張ろう。大輔の家族もいつも自分にまで声かけてくれてありがとうございます。



雄太

同じポジションに圧倒的な先輩がいた仲間で、その重圧に苦しみながらもどんどん上手くなっていく雄太を見て俺も頑張ろうと思えた。2年からAに入って頑張ってきたのもあるし結構初期から仲良くて、ラクロス以外になると別人になるのを見てきたけど28でその最高を引き出せるように頑張るね。



巨匠(大森)

最初の話し合いでは柊斗がDFリーダーになるくらい責任感強くてこの1年間誰よりも厳しく、後輩への底上げまでしてくれた柊斗。柊斗の本気で勝ちたい、育てたいという想いは皆恥ずかしくて言えてないけど絶対に伝わってる。自分で陰キャ過ぎて6人以上の集まりは行かないって言ってるらしいから同期はどんどん呼んじゃってください。嬉しいはずです。



金井

勇樹はやる気がある時とない時の差が目に見えてわかりやすいやつだけど試合では頼もしさを感じさせる実力もあるやつでした。試合に出るためにポジションを変えて努力したり、ミスをいじられながらも今ではそれが強みになったりしてるようななんだかんだ努力家で勇樹から学べる人は多いはず。タンクトップでまた飲みに行こう。



諄人

四年生でBから上がってきて一緒にやれてること、そして前回の試合で一緒に出ることができたのは本当に嬉しかった。Aで一緒にやってた自分たちも、応援しに来てくれた同期たちも心を動かされたはず。最終戦も一緒に出たいよ。ウィンターに向けて育成するときは俺らみたいにならないように筋トレさせてください。



次はADFの後輩へ。



たかし

たかしが一番関わることになるロングの先輩が俺で本当に申し訳ない。身体も技術も俺よりあるから俺から吸収できた物は少ないだろうなと思ってずっと悔しかった。今年以上に来年は期待されて、色々な重圧や壁もあってたかしにとって楽しくない時間は絶対に来ると思う。そんな時に、たかしこそ状況を打破して皆を引っ張っていく存在になってほしいし、なれると俺が一番わかってるよ。



ひなた

似てる所がめちゃあるなと思ってる。あまり本心を語らなさそうなタイプで、スタメンになったりならなかったりを繰り返しても大丈夫そうな様子でどう思ってるか気になってたけど、正直きつい時期もあったと思う。それでも試合に出たら活躍するし頼もしかった。多分だけど、何やってもそれなりに人よりできちゃうからこそ本気出すことができてない気がする。そこを超えるほどの目標になれなくてごめん。だから来年はラクロスだけでなくなんでも自分が思うより高い目標を立てて限界まで突き進んでほしい。



よしあき

35期にしては素直でいい子と思ってたけど最近ではそんなこともないかと思ってる。去年からどんどん上手くなって気づいたら主力になってて嬉しかった。よしあきの優しさは35期ロングのいいバランスを取ってると思う。だからこそ、よしあきが来年話し合ったりしてこれをやってみたいとか、自分の考えを発信するのを抑えてしまいそうなのが心配です。スカとか反省を見てても分析力は光るものがあると思うからそれをチームのためにどんどん発揮してほしい。



みつき

みつきも去年同期がAで活躍してる中Bにいて、苦しい時期もあっただろうけど今主力でチームを支えてる存在になってて素直に凄いと思ってる。普段から真面目だけど根はほんとに真面目で責任感が強いから、試合中の悔しそうな表情が最近は多くて俺まで悔しい。人に言うことができるし言われることもできる(これ結構難しい気がする)みつきはDFを引っ張るような存在になると思ってるし、今も俺は頼もしいと思ってる。最終戦、自信持ってのびのびやってみつきが笑顔で終わるのを俺は見たい。



ほしと

ほしとは、結構俺と同じ苦しみを味わってきたんだろうなーと思う。あんま怒れなくて学年リーダーとしてどうなんだと言われたり、同期が活躍してるのを見たりで悔しいことがたくさんあったと思う。でも、よく見てるからほしとが変わってきてるのを感じる。練習中の指摘の声や、35期に対しての声掛けが増えてるのを見て俺とは全然違うなと思ったよ。来年でも今年でも、何か困ったらまたなんでも聞いて欲しい。最終戦もほしとの力を頼る時が来ると思う。その時は自信持ってプレイして欲しい。



よし

チーム1真面目で、愛されキャラでもあるよしはチームの雰囲気を常に良くしてくれたし、1番上手くなったんじゃないかなと思う。ただ人一倍真面目なよしはミスを引きずってしまいそうで心配です。もし今年の試合でミスをして心残りがあったとしたら改善して忘れよう。それよりも多い回数よしに救われてるし、直近の試合でもチェイスやグラボの感度でたいすけっぽさを感じてきて頼もしさすら感じてる。後輩力が高くて、なんでも気づいてくれるよしの優しさ、そしてストイックさは絶対チームをいい方向に連れていける。



あきお

あきおとひなたは後輩の中で一番可愛がって来たと思ってます。気分コロコロでOFしたりDFしたりで何かと言われがちだけど、どんな形でも試合に出たいと思っての行動なんだなと思ってて、結果一緒に出れて嬉しい。ただ最上級生になると、どうしても責任や後輩の目があってやりたいことだけやるというわけにはいかないと思う。その時にこそあきおの真の力が試されると思うし、俺はできると思うから期待してる。最終戦、俺がつなぐから点取ってきてくれ。



りょう

しゅんさんの弟が入るらしいと聞いた時は驚いたし、そこからポテンシャルの高さにもっと驚いた。Aに入って来るたびにどんどんやりやすくなってて成長しているのを感じて来年のSSDMも安心だなと思ったよ。りょうは来年、チームの中心となってDFの要でもありながら点も取れるSSDMの完成系になる気がする。声も大きくて気持ちが入ってるから熱量でチームを引っ張って誰よりも熱い男になって欲しい。



城太朗

ブリオベッカの日体戦、城太朗のセーブに正直震えたし、なにより城太朗が嬉しそうにしてるのが初めて見れた気がして嬉しかった。一枚しか出れないポジションで雄太という先輩でもあり上手い存在がいる中で、正直モチベがない時期もあったと思う。それでも、試合に出て活躍する力を付けたことは絶対に来年に活きる。城太朗もやる気のムラがわかりやすくてちょい心配だけど、来年試合見に行った時に城太朗がチーム引っ張ってるやんと思えるくらいの存在になってるのを期待してる。



桂太

日体戦で急に出ることになったのに流れを変えて、何回もほぼ失点のシーンをセーブしてチームを救う本番の強さはマジで凄いと思った。自分も、先輩の事故でたまたまスタメンになってそこからチャンスをつかめた経験があるから、桂太にとってこの試合は大きい物になるんだと思う。桂太は冷静で、感情を出さないタイプかと思ってたけど、点を取ったときに叫んでるのを見てなんか嬉しかった。来年も城太朗と競い合いつつ、守護神としてチームを救ってほしい。



両親

小学生から、何不自由なくスポーツをさせてくれてありがとう。優秀な兄と妹がいる中で色んなプレッシャーがあったけど、いつも期待してくれて頑張れたのはパパとママのおかげです。この学生生活、自慢の息子になれたのかな。最後、勝って終わる姿を見せるので期待しててください。

本当に今までありがとう。



本当に長くなってしまいました。すみません。


次のブログは、明治で1番熱い男、別府大輔です。


彼の言葉やプレイ、熱意に勇気をもらった人は僕だけではないはず。そんな彼はブログでどんな想いを遺すのでしょうか。僕も楽しみです。


ぜひご期待ください!


#4 西村尊

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