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2024

リーグ戦決起ブログ〜髙橋弘至〜

後悔先に立たず


平素よりお世話になっております。

まず、日頃より明治大学体育会男子ラクロス部に多大なるご支援・ご声援をいただいている全ての方へ感謝申し上げます。


片岡くんから回ってきました、4年MFの高橋です。彼は辺境の地に住む私を車で運んでくれる神様のような存在です。日体戦では、彼の覚悟の決まったプレーが見られることが楽しみです。


自分の4年間を振り返りながら伝えたいことを伝えられればと思い書いた最後のブログですが、長く拙いものになってしまいました。






大学1年生のあの日、「一緒に日本一を獲ろう」と声をかけられた瞬間に、4年間体育会でやって行くことの大変さもよく考えず、すぐに入部を決めたことを覚えている。


1,2年生の頃は、毎朝始発電車で片道2時間半をかけてグラウンドに通うことも全く辛いと思わず、毎日真っ暗になるまで自主練し、恥ずかしながら授業さえも疎かにし(みんなはちゃんと授業受けてください。後で大変です…)

、ただひたすら自分のラクロススキルを磨くことに熱中していた。


そして3年生の時、初めてAチームに所属することができた時は飛び上がるほど嬉しくて、これからは自分が点を獲ってチームを勝たせるんだと意気込んでいた。





しかし、迎えた六大学戦。


自分は点を取れないどころか、出場時間もほとんどなく、情けない気持ちと悔しさに打ちひしがれた。


同期がチームに貢献する姿や後輩が上手くなっていく姿に焦りを感じて不安になり、しまいには自分の存在価値も見失い、


この頃から「チームで日本一を獲る」ための努力ではなく、「チームに迷惑をかけず、練習についていく」ための努力をするようになってしまっていた。




そして、5月頃に足の疲労骨折で練習を3ヶ月離脱することになった時、恥ずかしながら安心してしまった。


これで、

「活躍できない自分から目を背けられる」

「怪我をしているから試合に出られないのは仕方がないと言い訳ができる」

どこかでそう思っていたのかもしれない。


そんな風に、怪我による離脱という状況に甘えていたある日、「お前も大事な戦力だからな」というLINEが、櫻井康さんからきた時にハッとした。


ラクロスが個人競技なら、怪我という状況にいくらでも甘えていればいい。上手くいかない現実から目を背けて、言い訳ばかりしていればいい。


しかしラクロスはチーム競技だ。「日本一を獲る」という夢は、チーム全員が同じ熱量で、同じ方向を向いて努力しなければ決して達成できない目標。だからこれからは、いかなる状況でも「チームで日本一を獲る」ために努力しようと決心した。






そして今日に至るが、残念ながらプレー面でチームを引っ張ることはできていない。


だが、練習の雰囲気作りや、チームが体育会として、そして日本一になるチームとして恥ずかしくない姿であるために貢献することはできていると思う。


プレーで引っ張ることができないことが悔しくないわけではない。毎日悔しくて泣きそうになるし、今すぐ部活を辞めたいと思うこともある。


しかし、どれだけ悔やんでも時間を戻すことはできない。であれば、今自分に与えられた役割を全うするために全力を尽くすのが、「チームで日本一を獲る」ことに繋がると信じている。









長々と思い出に耽ってしまいましたが、

みんなに伝えたいことは、時間は戻せないということです。


ブログのタイトルにあるように、「後悔先に立たず」という言葉を肝に銘じてほしいということです。


後からどれだけ悔やんでも、時間は戻せません。


今、ラクロスが上手くいかなかったり、チームにおける自分の価値がわからずもがいている子がいたら、このブログを読んで今一度自分の努力が本当に「チームで日本一を獲る」ことにつながっているか見直してほしい。


「チームに迷惑をかけず、練習についていく」ための努力になっていませんか?


何かのせいにして、自分の弱さから目を背けてしまっていませんか?


今自分の行動は、「チームで日本一を獲る」ことに繋がっていますか?








「日本一」


口にするのは簡単でも、果てしなく遠く、高い目標です。


辛くて、痛くて、苦しい練習をどこまでやれば叶うのかも、わからない目標です。


気が遠くなると思います。



でもラクロスは1人でやるスポーツじゃありません。


生意気で、うるさくて、たまにイラッとしてしまうけれど、いざプレーすると本当に頼もしくてかっこいい35期。


みんな素直で、こんな自分を「こうしさん!」と慕ってくれる、これから伸び代しかない36期。


あまり関わることができなかったけれど、1人1人の努力がプレーからひしひしと伝わってくる37期。


誰かが怪我をすればすぐ飛んできてくれて、プレーする自分たち以上にルールを熟知して審判をしてくれて、そして何より自分たちプレーヤーが当たり前だと思ってしまっている環境を、ものすごい努力で支えてくれているスタッフたち。


今挙げた全員がお互いに支え合い、高め合っていけば、「日本一」は自ずと見えてくると思います。


それでも辛くて苦しくてどうすればいいかわからなくなった時は、自分たち34期をはじめとした多くの先輩たちを、いくらでも頼ってください。みんなHuskiesの一員です。いつまでもHuskiesが大好きです。










恥ずかしながら大作になってしまったので、ここら辺でブログを終わろうと思います。


残すところあと2戦。

泣いても笑ってもこれが最後です。


Huskies全員で、必ず勝利を掴みましょう。








次は、チームで1番背が高く、お調子者の渡部くん。


頼りになるかと思いきや、試合前には緊張のあまり真っ青になり、端っこで周りの音を遮断して独り言を言っています。


日体戦では、彼のノイズキャンセリングイヤホンを奪い取って、緊張をほぐしてあげましょう!



#9 髙橋弘至


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