必殺仕事人の丹賀澤和幸くんから回ってきました、4年MFの森永智喜です。
彼は私が入部したての頃は寡黙で取っ付き難いという印象でしたが、いつの間にかよく話すおしゃべりな人柄ということが判明し、今ではこれでもかというくらい彼の素を見せてくれます。
武蔵戦では筋骨隆々なその体で明治にポゼッションをもたらしてくれるでしょう。
まず初めに、日頃から多大なるご支援を頂いている保護者、OB、OG、コーチ含め、明治大学男子ラクロス部に携わって頂いている全ての方々に、この場をお借りして感謝申し上げます。
後から読み返してみても拙い文章ですが、読んでいいただければ幸いです。
最後のブログなので就活で周りに言われる自分の強みを「聞き上手」と言っていた私が思いっきり自分語りをしたいと思います。
私の思い描いたキャンパスライフはコロナによって思い通りにいかなかった。
当時はコロナのせいで全てが制限され、無気力になっていたことを今でも鮮明に覚えている。何もしないまま1年程経過したある日残り3年間で何かに打ち込みたいと思った。
そんな矢先、2年生のときに解禁された対面新歓で勧誘され、出会ったのがハスキーズだ。体験会に参加し、ラクロスって楽しいって思った。
しかし途中入部ってことと、今までガチガチにスポーツをやってこなかった自分が体育会についていけるのかという不安があった。そんな不安を抱えながらゼミにいくと英生や直樹が同じゼミだった。その後武蔵家に連れられ、口説かれ、その場で入部を決意した。
ちょうどいいタイミングなのでここで同期にメッセージをいれておきます。
33期のみんな、途中入部の俺と仲良くしてくれてありがとう。最初はほとんど話してくれなくて怖かったけど、今では何でも話せます。これからもよろしく。お金貯めて飲みでも旅行でも行こう。
こうして幕を開けたラクロス部生活。途中入部だからこそ人より練習して同期入部の34期の誰よりも上手くなって、1年多くやってる33期に追いつけ追い越せの気持ちで入部した。
1年目はひたすら自主練と筋トレに励んだ。自主練は地元が近い直斗や爽翔と壁当てやシュー練をした。当然のように毎日やってたし、日々できないことができるようになるのがすごく楽しかった。
筋トレもミニゲでランクリしてきた翔一朗に横からプッシュしたら吹き飛ばされた頃に比べたら、かなり成果は出ているだろう。ジムには懇意にしてくれた先輩と週5くらいで通っていた。
サマーは中止になったが、ウィンターとあすなろは、優勝できなくて悔しかったけど、一緒に練習してきた34期と勝ち進めたことは今でも良い思い出だ。
実力差は相当あったが、Aの怪我人続出のときに運良く上げてもらえたり、全学前に先輩の計らいで上げてもらい、合宿にも同行できたりとモチベーション高くラクロスに取り組めた。結局Aに定着はできなかったものの、Bリーグに出してもらい試合経験も積むことができた。
先輩たちが全学準優勝で終え、ラクロス歴2年目に突入した3年生の秋から冬あたり、モチベーションがグッと落ちた。というのも、自身の技術的な伸び悩みを強く感じたからだ。
今思い返せば明確な目標を定めず、ただ毎日のきつくて長い練習をミスなくこなすだけにフォーカスしていた。つまり、現状から成長していくことから逃げていた。
誰でもモチベが落ちる時期はあると思うが、そこで逃げずにひたむきに練習できる選手が活躍できるのだろう。自分にはそれができなかった。
今はAに入れてもらっているが、思い描いていたラクロス人生とは少し違う。どこで歯車が噛み合わなくなったのか、それはやはりモチベが落ち、成長から逃げたあの時期だろう。どうして1年少ないのに頑張らなかったのか。
3年間の後悔といったら本当にそこだけだ。それ以外は概ね満足している。もっとこだわって練習すれば良かったと思っても過ぎたことはもう遅い。後悔先に立たずを身をもって体験した。
どうして自分語りや赤裸々告白をしたかと言うと、自分の歴史を文章に残したいのと、最終学年になった今、ハスキーズに何か小さなことでも残したいと思ったからだ。
ここまで読んでくれた人(特にBの34期)に何が伝えたいかと言うと、「どんな時でも目標を持って行動して欲しい」ということだ。口で言うのは簡単だが、当たり前に実行している人は少ないだろう。
明治には日々の練習をなあなあにこなすだけの選手が少なからずいるように思える。どんな些細なことでもいいので常に目標を設定しそれを達成し、成長し続けて欲しい。俺は34期が来年リーグ戦で活躍する姿が見たい。俺みたいにAとBの狭間の人はAに滑り込む、しがみつく気持ちで頑張って欲しい。俺は今Aでプレーできてとても楽しい。
ここまで自分語りと読んでくれた人に一丁前にメッセージを残したが、目の前にあるのは武蔵戦。ここまで2敗していてもう負けられない。俺たちは合宿で掲げた目標を着実に達成し、確実に成長している。明治の意地を見せてやろう。
次は主務兼トレーナーとして1年間ハスキーズを裏から支えてくれた松本凛です。彼女は私と同様、部内に3人しかいない今年23歳のよしみです(ちなみにもう1人はまだ3年)。高校時代はかなり賢かったという彼女の文才溢れるブログに期待が高まります!