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2022

リーグ戦決起ブログ〜吉田聖悟〜

「想い」




お世話になっております。



4年吉田聖悟です。



この1年間、幹部とたくさんの想いをぶつけ合ってきました。(特に主将や副将かな。)

感謝も込めて色々な人への想い、色々な人の想いについて書きたいと思います。


どうかお付き合いください。






「日本一になったら報われる、日本一の為にAB共に頑張ろう。」


毎年繰り返されてきたこの言葉。


正しいのか間違いなのか結局分からないままだ。


俺は間違いだと思っていた。




それは高校野球部時代の思い出からだ。


ある日、1人の控え選手を叱った。


アップでは声も出さない、怠惰なプレーを頻発。


主将を務めていた私は

「甲子園に行く為にもっと真剣にやれよ。」と言った。


しかし彼には響かなかった。そしてこう言われた。


「甲子園に行きたいのはメンバーだろ、俺は親に背番号縫わせる為に努力している」と。


その部員が誰よりも早くグラウンドに向かい、誰よりも真剣に野球に取り組んでいたことを知っていた。


俺は俺の目標をその部員に押し付けていただけだった。


目標は人それぞれだということを学んだ。


だからこそ、32期全員が日本一を心から目指せているとは思えなかった。


そして六大戦の後、32期で集まり、改めて目標について話し合った。


みんなは

日本一を目指すと言っていた。


今思うと覚悟だったのかもしれない。

本音では目指せてなくても、あの時覚悟を決めたのだ、と。


しかし俺には覚悟は無かった。


本音を言わない32期に不信感を勝手に抱き、



勝手に



幹部のことが、



ハスキーズのことが



32期のことが



好きじゃなくなっていた。




そして独りよがりに、Bを変えたい、

ラクロス部を変えたい、変えなければ、


そうやって勝手に自分を追い込み、


6月頃、離人症という症状が出た。


生まれてはじめての感覚だったこと、平井の話を聞いていたことから自分の身体に異常があることを察した。


そして7月、病院に行き、診断を受け休みをもらった。



不甲斐ない。

「ゆっくり休んでいいからな」と智也に言われ、


「必ず戻る」そう答えたが、ふっと力が抜けて、何もしたくない、もう生きるのも面倒だと思うようになっていった。


漫画もテレビもNetflixも何もかもつまらなく、面倒臭く、一日中ベッドの上でぼーっとする日々が続いた。


寝ようとしても寝れず3時になっても眠くならない。そんな時、部屋に飾られた1枚の写真が目に入った。




ウィンター前の合宿で撮った同期写真である。

一昨年のBリーグ前、スタッフがミサンガと一緒に渡してくれた。


この写真を見て、忘れかけていた想い、幸せな気持ちが蘇り、気づいたら涙が溢れそうになった。




嫌いになんてなるはずがなかった。




こんなに幸せそうに笑い合える最高の同期が好きな気持ちを



これから毎日ラクロスができることに心踊らせていた毎日を忘れかけていた自分を恨んだ。



約1年も遅れて入部した自分を暖かく迎え入れてくれた32期が大好きだったはずなのに、、



いつの間にか「この人はこうだ」と決めつけてしまっていた。


いつの間にかみんなの良さを忘れてしまっていた。


いつの間にか同期がこんな覚悟を持って戦ってくれたことを忘れていた。




幹部

チームがまとまってない時、勝てない時、

誰もわからない正解を追い求めて苦しんでいるのにも関わらず、その苦しみは理解されず、

陰で多くの人に批判をされ、自信を失っていく。でも弱さを見せてはいけない、


そして、

どんなに身体が痛くても辛くても

先頭に立たなきゃ

強さを示さなきゃ

俺達が見本となり続けなければいけない


こんな想いを抱えて戦ってくれていたのだと思う。


想像を絶するプレッシャーであっただろう。



スタッフ 

寒くて凍え死にそうな日も、猛暑で倒れそうな日も当たり前のように誰よりも早くグラウンドに来て練習の準備を毎日欠かさず続けてきた。

主役としてグラウンドに立つことは叶わないのに。

だからこそ、なんでミスするんだ、なんでもっと全力で追わないのか。

こんな想いを抱いているはずなのにグッと胸にしまって、「もっと私達がしっかりしなければいけないよね、もっともっと。」と自分達の反省会をしている。


誰のどんな功績よりも称賛されるべきことだ。


彼ら、彼女たちは

心の奥深くにこんな想い、十字架を背負いながら戦い続けてくれていたのだと思う。


彼らだけではなく、チームには

色々な想いを抱えて

応援してくれる人、支えてくれる人がいる。


だからこそ、そんな人達の「想い」を一緒になって背負って戦おうと誓った。


でも同期の活躍を間近で見て、同期が点を取り、喜んでいる姿を見て「俺も取りたい」と欲が出てしまった。


「想い」を背負うことよりも、自分の欲を優先してしまい、横国戦、ミスばっかりでチームの勝利に1ミリも貢献できなかった。






最高の同期とあの時の最高の笑顔で喜びを噛み締めたい





武蔵戦ではこの想いを忘れず、もう一度背負って戦おうと思う。




まだまだ終わらせない




俺は




ハスキーズが





32期が





大好きだ。








MF #11 吉田聖悟



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