平素よりお世話になっております。4年ATの戸山と申します。
初めに、OB、OG含めHUSKIESに関わりご支援やご声援を下さる全ての方々に感謝申し上げます。
月日が経つのは早く、桜が舞う和泉のグラウンドで当時4年生だったこうさんや田澤さんとラインドリルをしたり、初めての生田練で鬼のような仏頂面をかましていた河合海音とパスキャをしたのがついこの間のように感じますが、気付けば今年度のリーグ戦も佳境に差し掛かり自分にもブログを書く番が回って来ました。
拙い文章ですが、素直に自分の思いを詰め込みましたのでぜひ最後までお付き合い下さると幸いです。
総じて最高の4年間だった。
いきなり総じてしまって大変恐縮だが、この部活での4年間は本当に良いものだった。
毎日が刺激的で、楽しい。
中高6年間を陸上という個人競技に費やした自分にとってラクロスは非常に刺激的で最高のスポーツだ。
刺激的すぎて10kg以上痩せたし、若干二重になった。
(一年生の頃の写真や高校時代の犬との動画とかはgoogle検索すればヒットします)
一年生の頃に育成コーチが、「ラクロスは噛めば噛むほど味が出るスポーツ」なんて言っていたが
確かに一年生の頃より確実に今の方がおもしろい。味が出るまで3年以上噛み続けたが、これは間違いない。
リーグ戦期間に入ってから、試合や練習の6-6で数回、“ 完璧にキマったオフェンス”でシュートが決まって鳥肌が立ったことがある。
6人全員の動きが繋がって、やりたい形が体現され得点に繋がった瞬間
まるで一つの絵が完成したような感覚
「これがチームスポーツか」と涙を流したのはあまり知られていないが、最高の瞬間だった。
これはもはや言わずもがなだが、共にラクロスをする同期や後輩もみんな最高だ
どんな不調の日でも1爆笑は出現するし、部活後にあいつらと食べるもみじとむさしが美味すぎる。
スタッフはみんな可愛くて頼りになる。特に同期4人はもはや風格すら感じる
清瀬練の行きの車で朝5時からMG2人により繰り広げられる“ガールズトーク”も、もはや愛おしい。
こうしてブログに書いてみると、楽しいことばかりだったが
目を閉じて振り返るとそうではないことも多くあった。
一年生の頃のサマーはβで出場してミスばかり
壁当て能力だけ向上してフィールドでは全然動けない。
サマーの後も、同期は上手いやつが多いからATというポジションは激戦区で試合に出れる見通しは全然立たなかった。
かといって、圧倒的運動量、ディフェンス能力不足の自分には他のポジションも出来ず
フェイスオファーになろうかとも考えた。
ちなみに反射神経はあまり良くない。
そして次に迎えたウィンターでは、もはやメンバー表にすら名前が無かった。
この大会に向けた合宿も、雨の中立教に敗北したあの瞬間も自分にとっては無だった。
試合中、ベンチでただ立っているだけで何の意味があるのかわからなくなった。
ウィンター後からBチームと合流して先輩方とラクロスをするようになった。
組織的な動きが増えて、圧倒的組織理解不足も誇っていた自分は無限にミスを繰り返した。
試合や練習でイージーミスが多かった日は、夜ベッドで横になって目を閉じるとミスのシーンがちらつく。
キャッチミスの感覚
ボールダウンの感覚
眠れなくなる。
犬も歩けば棒に当たるとはよく言うが、ラクロスにおける全棒に当たっている(現在進行形)と自負する。
それでも自分を見捨てず、教え、期待をかけてくれた宇俊さんやそうたさん、こばち
Aに上がってもケツを叩きまくってくれた海斗さんやはるさん
そして同期には今も感謝している。
それまでは、自分のために、自分が活躍したい。ただそれだけでラクロスをやっていたが
こういった後押しをしてくれる先輩、同期の期待に応えることが少しずつ自分にとって
「ラクロスをする意味」になっていった。
そして今年のリーグ戦
去年もAチームとしてリーグ戦を迎えたが、出場機会はほぼ無かったから、実質初のリーグ戦を経験している。
今のところスタメンで出場しているが、自分がAT3枚目に相応しいとは一ミリも思っていない。
龍正は足首の怪我のブランクが無ければ確実に俺より上手い。
あっきーも膝の怪我がなければそう。
かずゆきも学習戦で出場約5秒で1点取っちゃう実力の持ち主。
龍正でもなく、あっきーでもなく、かずゆきでもなく俺が出るなら
そいつらが取るはずだった点を俺がとる。
そういう気持ちでこのリーグ戦に臨んでいる。
いや、それだけじゃない。
Bチーム、Cチーム合わせて約60人
1人1点として60点
スタッフも力を合わせれば2点ぐらい
62点だ。
今のところ取った4点差し引いて、あと58点取る。
そういう気持ちです。
この部活に入ってから
今も、プラスなことばかりじゃない
モチベーションが下がることや、マイナスな影響を与えるものもある
身体が痛かったり、食べ過ぎたりもする
過去や、今までの自分に自信を持てなかったりもする
それでも、そんなことは
関係ない。
目標とするところまで
成し遂げたいことのために
応援してくれる人のために
仲間のために
進むだけ。
#4 AT 戸山友喜