いつも応援ありがとうございます、31期の犬飼涼です
今回ブログを書くにあたり、入部してから今までを振り返ると、本当にあっという間だったなと思います
一年の入部説明会の時、同期の小林が当時副務だったコバケンさんに前日買ったシャフトをおもむろに見せつけ、「お、おう」と満点苦笑いで返されたあの光景を、まるで昨日のことのように思い浮かべられます
さて、フェイス論などを書いても薄っぺらい内容になるのは分かりきっているので、この部活において自分を自分たらしめてくれた、応援についての自分なりの哲学を書こうと思います
今までの三年間、リーグ戦の期間になると必ず言われてきた言葉があります
「今年も応援頼むよ」
「応援のために部活やってるようなもんだろ?」
「応援団のほうが向いてるんじゃない?」
お気遣いありがとうございます、誠に心外です
確かに応援という行為は好きか嫌いかで聞かれれば好きと答えますし、野球を見に行く時は必ず外野応援シートを選びます、2年の時にサッカー天皇杯の応援ではしゃぎすぎて、小林と一緒にテレビカメラに抜かれたこともあります
ただ、この部活における応援は決して生半可なものではなく、ただはしゃいでいるわけではありませんでした
目の前のグラウンドでギリギリの戦いをしている先輩や同期の背中、そしてそれを応援する先輩方の背中を見て、なんとか自分も力になりたい、何も出来ないけれどせめてグラウンドの仲間を勇気づけたい
そういった感情から明治の応援は洗練され、作り上げられているのだと自分は考えます
なによりも目の前の仲間が今までしてきた努力を知っているからこそ見ている人たちにも熱意は伝わり、その熱意は人を変え、連鎖し、やがてチームを変えるのだと考えます
だからこそ自分は応援の持つ熱意を絶やしてはいけないと考え、ひたすらにチームを鼓舞する事に懸けてきました
部活動において最高学年の最大の使命は「遺す」ことだと自分は考えます
それまで四年間で積み上げてきた部活に対するそれぞれの哲学や思想、それらを次の世代に遺すのが最大の使命であり、それを下級生たちは先輩方の背中から学び取るのだと考えます
今まで、本当に多くのことを先輩方の背中から学ばせていただきました
ただ、今自分が部員として、プレイヤーとしてこの部活に対してどれだけ貢献出来たか、どれだけ後輩たちに遺せたか、自信を持って答えることが出来ないのが正直な現状です
だから、全力で遺します
ただひたすらに部活と向き合い、四年生としての最後の瞬間まで、自分の持つすべてをこの部活に懸けます
なので、下級生たちには見てほしいです
もしかしたら、何かの参考になることも、今後の人生に活きることも伝えられないかもしれません、もしかしたら誰かにとってマイナスになることなのかもしれません
だけど、これから起こるであろう辛い事や、もう辞めてしまいたいと思った時にこそ、自分がやってきたこと、犬飼が遺した事が何かを助けるきっかけになれば、自分にとって部活冥利に尽きると考えます
だから、俺の背中を見ててください
#35 犬飼涼