Blog

ブログ更新情報


2021

対談企画③「コーチの思い」

「ONE HUSKIES対談」の3回目は、今年のチームを支えるコーチ4人(HC鈴木、竹内、加藤、遠藤)にその思いを語ってもらいました。

(聞き手:GM 奥)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【1】なぜコーチをやっているのか、その思いとは

【2】共通するのは「恩返し」

【3】OBOGとの接点作りがしたい

【4】同世代のOBOGに向けて

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【1】なぜコーチをやっているのか、その思いとは


「今シーズンからコーチ新体制ということで、ぜひみんなの思いを聞かせてください」


鈴木

「飯食いながらでいいっすか?(笑)」


「好きにして(笑)」

「1番最初にコーチになったのは、健二だよね?きっかけは何だったの?」


竹内

「のりさん(前HC小林 23期)が名古屋に転勤されて、それでもコーチを続けてくださっていたのが大きいですね。それがずっと続くわけじゃないと思ったし、社会人チームでラクロスを続けている同期もいたので、自分が受け継ぐ形でやろうかなと、2019年からやり始めました。」


「ラクロス続けてる同期がいると、コーチをやる後押しになるよね。翠人はどう?」


遠藤

「ぼくも健二さんと同じ時期に加わりましたね。引退したときから、後輩たちから頼まれていたというのもあって。」

「明治のフェイスオフを引き継いでいきたかったんです。和紀さん(前オフェンスコーチ重本 26期)や泰介さん(青柳 26期)の代あたりから、フェイスオフの戦術のレベルが高まりはじめて、昇さん(27期)もそこを引き継いでくれていた。確立された明治のフェイスオフチームを残していきたかったという思いですね。」


鈴木

「僕は現役の時から、いつかはコーチをやろうと思ってました。そのためにまずは社会人でラクロスを学び、どうせやるならという事で、日本代表も目指してラクロスをしました。そして、昨年から、社会人ラクロスと並行してコーチをさせてもらいました。」


「実際に2018年の代表になったし、有言実行だね。そして裕太が今年からと。まだ大阪にいるんだよね?大阪からStealers通うだけでも大変だと思うけど、どうしてコーチになったの?」


加藤

「鈴木さんからコーチやれと脅迫されました(笑)」

「僕もStealersとの両立で大変ではありますが、やはり悔いが残っているというのが一番大きいです。学生のとき、本当に勝ちたかったけど、無念で終わった。後輩に同じ思いさせたくなくて、大貴(29期)や小野沢(昨年主将)にも勝手にアドバイスさせてもらってて、今年はコーチという立場で、少しでも還元していこうかなと。」


「学生時代の悔しさっていうのも原動力だったりはするよね。」

「鈴木は、なんで学生のときからコーチやろうと思ってたの?」


鈴木

「4年のときくらいから思ってました。ラクロスしかやってなかった大学生活でしたけど、そのおかげで成長できて、今も当時の向上心を忘れずに仕事ができていると思っているので、感謝してるんです。」

「僕が4年のときは、FINAL4には行けなかったですが、強豪だった早稲田に勝ったりっていう、良い思いもさせてもらって、糧になってるんです。そういう思いを、何ならもっと良い思いを、これからのHUSKIESの後輩たちにもさせたいと思ってます。」


「お前もまともになったな(笑)」

「こうやって思いを持って戻ってきてくれるのは、素晴らしいことだね。」

「コーチをやるのは大変だし、誰もが手を挙げられるわけじゃないだろうけど、他の形でも、HUSKIESに関わってくれたりサポートしてくれる人が、僕らの世代から増えていくと嬉しいよね」


鈴木

「そうですね。コーチやるのも、大変だけど、組織や育成と向き合っていくっていう意味で、大人にとってもいい経験だと思いますけどね。100人近い組織と向き合うことになるので。」

         ※25期 集合写真

【2】共通するのは「恩返し」


「僕らの代(23期)は、FINALまで行くという経験をさせてもらって、それはコーチやいろんな方の支えがあってのことだったなと、今改めて思うんだけど、みんなはそういう思いはありますか?」


鈴木

「僕もやっぱりコーチへの恩は大きいです。今城さん(13期)、晴雄さん、のりさんにはお世話になったなと。」

「自分が2年のとき、同期がどんどん辞めていって、僕も気持ちが保てなくて辞めようと思ってて。そんなときに、当時コーチだった今城さんが、辞めてく仲間ではなく残ってる仲間を見て頑張ったらどうかとアドバイスをくれて、励ましてくれたんです。」

「ちなみにそのとき、ぼくの1つ上のたくみさん(中山 24期)もその場にいて、僕の話なのにたくみさんが泣いてました(笑)」


「たくみも悩んでた時期だもんね、春練リーダーとかで」


鈴木

「その後、4年になったとき、コーチが入れ替わって、晴雄さんやのりさんが来てくれた。学年が近かったこともあって、それまでのコーチとはまた違った距離感で、一緒にチームのことを話し合ったり、相談させてもらって。そのことが嬉しかったので、自分も学生へそういう風にサポートできたらなと。」

「自分が学生のときのコーチのエネルギーすごかったなと今でも思っていて、その熱に巻き込まれるような形で、他のOBの方もよく練習にきてくださっていた印象がある。これからもそうなっていくといいよね。今はコロナで難しいけど。」


遠藤

「僕は、万平さん(太田 23期)にとてもお世話になりました。群馬でお勤めだったのに、コーチとして週末は都内での練習や試合に来てくださっていた。」

「それまでフェイスオフ専属のコーチはいなかったので、フェイスオフとは何たるかを1から万平さんに教わった。」

「印象深い出来事は、同期で一緒にフェイスオフをやっていた達也(日高 28期)に対して、自分のやりたいこととチームのためになることのどっちを優先するんだと、問いかけてくださっていたシーンですね。自分にも刺さった言葉でした。」

「万平さんからもらったものを後輩たちに引き継いでいきたいという思いがありますね。」


「我が同期は素晴らしいことを言うね(笑)」

「健二は何か印象に残っている出来事はある?」


竹内

「僕は、OBOGの方と、コーチと、それぞれあって。」

「4年のとき主務だったので、OBOGの方と関わる機会がすごく多かったんです。明法戦の運営であったり、就活のご支援であったり、いろんなOBOGの方が、学生からは見えないところで動いてくださっているのをとても実感していました。本当にすごいことだと思っています。」


「明法戦のときは、横山さん(10期)や丸さん(12期)、豊田さん(20期)あたりが動いてくださっていたよね」


竹内

「コーチの方でいうと、僕らの代になったとき、自分たちは技術的に上手くなくて、自信がなかったんですけど、瀬名波さん(当時HC 21期)やノリさんが、君たちなら関東制覇できると思うからコーチを引き受けたと、キックオフの場でおっしゃってくれて、そんな風に期待してもらえたことが嬉しかったし、絶対に頑張らなきゃと思ったことを覚えています。」


「瀬名波さんも熱いよね。3年間HCやってくださって、コーチ離れられた後も、ゴーリーの育成のこととか個人的に相談に乗ってもらって、ありがたかったな。」


加藤

「僕は、やはり和紀さんにとてもお世話になりました。MFの1番弟子という個人的なこともそうですが、コーチになられてからは、平日に御茶ノ水のキャンパスまで来てもらってミーティングしてくださったり、僕らが新橋の喫茶店までいって相談したり。自分の時間を犠牲にして指導してくださったことが忘れられないです。」


「やってる側の自分たちで言うのもおかしいけど、コーチのコミットってすごいよね。我ながら、なんでこんなことやってんだろとか、思うときもあるもんね。」

「やっぱりそこには、自分が学生のときにやってもらったことだから、自分も同じように還元しなきゃという気持ちがあるよね。」

        ※23期 集合写真

【3】OBOGとの接点作りがしたい


鈴木

「関わってくれるOBOGを増やしたいと思っていますが、そうなるためには、やっぱり勝つことが大事ですよね。勝って良い思いを出来たからこそ、卒業後に帰ってきたくなる。」

「OBOGと学生の接点も、増やしていきたいですよね。」


竹内

「就活関連は、大きな接点だと思います。自分が就活に苦戦していたとき、玉置さん(10期)が同じ会社の重本からそのことを聞いてご連絡くださって、オフィスに呼んでいただいて、いろいろと相談に乗っていただきました。自分から連絡したわけではなかったのに、ありがたかったですね。」


「この前、現役生向けに就活支援の座談会をZOOMでやったのも、玉置さんからの呼びかけだったな。おれが学生のときHCやってくださってた小川さん(11期)や、千田さん(11期)、鬼頭さん(20期)、OGだと長嶋さん(17期)、鳥居さん(20期)、近い世代だと同期の片桐や、大村(27期)も参加してくれた。」

「きっかけさえあれば力を貸してくれる人がたくさんいるんだなと改めて思ったね。」

「コロナが落ち着いたら、OB戦とか交流会とかも、またやっていきたいね。OBOG会費の仕組み作りも試行錯誤中だけど、やっぱり何かきっかけを作らないといけない。」


鈴木

「そういう観点でも、長く関わっている人がいるのが大事だなと思っていて。ちょうどいい人がいると目をつけて呼び戻したのが、晴雄さんです(笑)」


「やめるやめる詐欺みたいになってる気がしますが、頑張ります」


鈴木

「配属次第なのでまだ相談中ですが、今年卒業する30期の中野や熊倉、宮沢、山崎あたりが育成コーチをやってくれるかもしれません。」


「それは嬉しいね。みんないいやつだから育成には向いてるだろうね。そうやって卒業後も関わってくれる人を増やしていきたいね。」

        ※27期 集合写真

                         ※28期 集合写真

【4】同世代のOBOGに向けて


「最後に、同世代のOBOGにメッセージをお願いします」


遠藤

「いざコーチになってみるとめちゃくちゃ大変で、コーチをやってくださってた人たちのすごさを実感しました。なので、皆さんにも、自分が学生のときにコーチがしてくれていたことをぜひ思い出してもらって、何か少しでも、学生に還元してくれたり、コーチをやっている人のことを応援してくれたら嬉しいですね。」


「試合見てるよって、一言くれるだけでも嬉しいよね」


竹内

「僕らの代は、ちょうどこの春卒業していく小野沢たちまでが、学生時代に接点があった直接の後輩で、ここから先は知らない世代になっていきますが、ここから先も、ぜひ応援し続けてもらいたいですね。」


鈴木

「それはたしかに分かれ目だね。まずはカズとか昇を呼び出そう(笑)」


「知らない代だったりすると気後れする人もいるかもだけど、何も気にせず来てほしいよね」


加藤

「自分が学生のときは、正直OBOGの方のありがたみを分かっていなくて、それも反省しているので、自分からも学生へ伝えるべきことは伝えて、戻ってきやすいきっかけを作って、間接的にでも関わってくれる人を増やしていきたいですね。」


鈴木

「今年のチームも強いので、是非応援してほしいですね。」

「もちろんOBOG会費も応援のひとつの形だと思いますし、就活とか、人材育成とか、広報とか、スポーツに関することとか、社会人ラクロスとか、卒業してから得た経験で現役に還元できることはたくさんあると思うので、1人でも多くの人に関わってもらって、HUSKIESを一緒に強くしていけたら嬉しいですね。」


「最高の締めくくり!頑張っていきましょう!ありがとうございました。」


コメント
名前

内容